2006.02.20 更新
がけっぷちで大金星!日本、4強入りに夢つなぐ
英国を破り握手する(左から)林、小野寺ら日本チーム=パラギアッチョ競技場(共同)
カーリング女子1次リーグを行い、日本は前回金メダルの英国を10−5で破り、通算成績を3勝4敗とした。日本は第5エンドに3点を奪うなど優位に試合を進め、第9エンドで3点を奪い、快勝した。男子は英国、米国、フィンランドが準決勝進出を決めた。
殊勲の勝利だ。勢いに乗った北国の若き4人娘が、ピネロロのアイスに満面の笑みを輝かせた。1次リーグ突破を目指す日本は、カーリング発祥の地と言われるスコットランドのチームで、前回金メダルの英国に第9エンドでのギブアップ勝ち。大金星の3勝目を挙げ、スキップ(主将)小野寺は「金メダリストに勝てたのがうれしい」とはしゃいだ。
大会序盤とは見違えるほど調子を上げたが、がけっぷちだった。前日、強豪カナダを撃破した後、昨年の世界選手権覇者のスウェーデンには、延長11エンドの激闘の末に惜敗。4敗目を喫し、準決勝進出へはもう1試合も落とせなかった。
「攻撃的に行け」。英国戦に向け、ミキ・コーチはこう指示した。前回に続く五輪2度目の出場で、リーダー格の小野寺と林は「絶対勝つ」と気合を入れた。序盤は小野寺の好ショットがさえ、前半を6−1と大量リード。第6エンドに3失点したが「焦りはなかった」(林)。7−5で迎えた第9エンド。小野寺のラストショットがハウス(円)中央に滑り込み、3得点が決まると英国チームは観念して握手を求めた。
日本−英国 ストーンの位置を確認する小野寺(左)と林=パラギアッチョ競技場(共同)
大会前半、小野寺はストーンのコントロールに苦しんだが、滑らせる際の右ひじの角度を修正して自信を取り戻した。小野寺と林の2人と一緒にプレーするため、北海道から青森に移った目黒と本橋は伸び伸びとプレー。先輩と後輩がかみ合い、相手の豊富な経験を打ち砕いた。
3勝4敗で、続く20日は最後の2試合。準決勝進出へ後がない状況は変わらないが、今の「チーム青森」には怖いものはない。(共同)
◆目黒萌絵
「日本の応援にたくさんの人が来てくれて、いつも通り自分たちの試合ができた。あと2試合も勝つ自信はあります」
◆小野寺歩
「ソルトレークシティー五輪の金メダリストに勝てたのはうれしい。あと2つ勝って日本に帰りたい。第9エンドで2得点は決まっていたけど、3点目を決めてギブアップさせたのがうれしい」
◆本橋麻里
「心残りしないゲームをしたかった。五輪で金メダリストに勝つのはうれしい。残り試合で完全燃焼したい」


◆林弓枝
「自分たちのペースで試合ができた。相手(英国)も悩んでいたのが分かった。第6エンドで3点取られたけど、焦りはなかった」