2006.02.15 更新
日本は延長戦で米国に競り勝ち1勝1敗
日本―ロシア ストーンを投げる本橋。左は目黒、右は林=パラギアッチョ競技場(共同)
男女の1次リーグを行い、女子の日本は初戦のロシア戦に5―7で逆転負けした後、昨年の世界選手権2位の米国との延長戦に6―5で競り勝って1勝1敗とした。2連覇を狙う英国は2連勝と好スタート。男子はスウェーデンが3戦3勝。(共同)
★延長制し初白星の日本−狙い澄まして劇的勝利
延長の第11エンド。スキップ(主将)小野寺が狙い澄ました最後の一投は、ハウス(円)の中できれいに止まった。チーム全員で抱き合い、ミキ・コーチが祝福する。カーリング女子の「チーム青森」は昨年の世界選手権2位の米国を6―5で破り、2戦目にして今大会初勝利を劇的に飾った。
神経戦となった。勝利を計算していた初戦のロシアに痛い1敗。もう負けられなかった。5―4で迎えた最終第10エンドは、米国スキップの針の穴を通すような見事なショットで同点に追いつかれた。第11エンドは、逆に米国スキップのミスでチャンスが舞い込み、確実に得点。阿部監督は「粘って粘って勝った1勝」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
15日の第3戦は、現在2勝1敗のノルウェーが相手。阿部監督は「この勢いを持って、きょうの気持ちを忘れずに頑張りたい」と気合を入れた。(共同)
★ミス積み重ねて逆転負け−黒星スタートの日本女子
ロシアの逆転阻止を狙ったスキップ(主将)小野寺のラストショットは、ハウス(円)中央に届かず、ロシアの赤いストーンに当たって手前にはじけた。最後の第10エンドで3失点した「チーム青森」の4人娘は、思わぬ逆転負け。小野寺はこわばった表情で「悔しい!」と言い放った。
相手とともに、競技2日目で迎えた初戦だった。日本は第3エンドから、2度目の五輪出場の林と小野寺が好ショットを放ち、連続得点で4―1とリード。
しかし、第6エンドからストーンの配置が微妙に狂う。第7エンドで2失点。第8エンドは2得点のチャンスが1点に。ここ1番でのミスの積み重ねが、黒星スタートにつながった。
前回ソルトレークシティー五輪代表の小野寺と林は、2003年青森冬季アジア大会を機にカーリングの本場、北海道常呂町から青森市に移り、五輪を目指した。前回は8位で「ただ出場するのは意味がない」(小野寺)と雪辱を期した今大会だったが、スキップが19歳という若いロシアに予想外の敗戦。「1投の重さをチームで話し合いたい」。小野寺は続く米国戦での立て直しを期した。(共同)

