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2006.02.05 更新

 

ボブスレー4人衆も晴れ晴れ!選手団本隊がトリノへ

男女ボブスレー代表

やっとこの日を迎えた…。一時は出場が危ぶまれた男女ボブスレー代表に笑顔が戻った。左から長岡、桧野、小林、清川=共同

目前に迫ったトリノ冬季五輪に参加する日本選手団の本隊が4日、成田空港から現地に向けて出発した。一行は遅塚研一団長(67)ら本部役員を含め総勢41人。出場まで事態が二転三転し、一時は出場が危ぶまれたボブスレー男子2人乗りの清川卓(27)=サニウェイ、小林竜一(29)=鳥取県体協、女子2人乗りの桧野真奈美(26)=十勝エコロジーパーク財団、長岡千里(29)=ニッシン=も笑顔で旅立ったほか、メダルが期待されるスノーボード・ハーフパイプ陣もが出発した。

夢ではない。トリノ行きの航空チケットを実感を込めて握りしめた。出発直前になって五輪出場資格が確定しない騒動に巻き込まれたボブスレー代表4人の笑顔は、晴れやかだった。帯広、長野、鳥取から前日にそれぞれ合流し、この日、日本選手団のブレザーでトリノへ旅立った。

女子ボブスレーが初めて採用された前回ソルトレークシティー五輪では、自力で出場権を獲得しながら、国内五輪選手団の人数調整のために派遣を見送られるという悲劇を味わった女子の桧野はなかでも感慨深げ。「みんなと一緒にこういう日を迎えられてうれしい。チャンスをいただいたからには、精いっぱいがんばりたいです」。

今季W杯5戦では22位が最高で自力では出場権を得られず、アジア枠での出場が1度は発表された。ところが、事態は二転三転…。あわや取り消される危機にも陥り、国際オリンピック委員会(IOC)の最終裁定で出場にこぎつけた。精神的に厳しい日々が続いたが、今回の騒動で一躍注目を集め、恥ずかしいレースはできなくなった。

男子の清川も「(本番では)ヘルメットをかぶって顔が見えないので、成績で目立ちたい」と気合十分。ドイツ、オーストリア、カナダなど欧米勢の壁は高いが、アジアで不毛のボブスレーを普及するために設けられたアジア枠での五輪出場。禍転じて福へ−。未来のために、日の丸4選手がトリノのコースを滑走する。

■ボブスレー晴れてトリノへ

◆アジア枠獲得 日本女子は国別総合成績で五輪出場資格(15位以内)を得られなかったが、アジア最上位国に与えられる出場枠をとれるとの見通しで、日本ボブスレー・リュージュ連盟は1月16日に男女2人乗り各1組計4人を日本代表に選出
 ◆天国から地獄 同25日、国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT)から日本連盟に「日本にアジア枠を認める」とのメールが届くが、わずか2時間後に「出場を辞退した国が一転して出場すると決めた。撤回する」と通知
 ◆白紙に 同27日、国際連盟のエルマノ・ガルデッラ事務局長は「日本の出場資格は確定していない」と断定
 ◆吉報 日本オリンピック委員会関係者が国際オリンピック連盟(IOC)と協議を重ね、1日未明にIOCジルベール・フェリ五輪統括部長が「(出場枠決定の)システムにも難点がある。選手の利益を優先させる」と出場を認めた