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2006.02.21 更新

 

清川・小林組4回戦に進めず27位−男子2人乗り

男子2人乗りの後半3、4回戦を行い、アンドレ・ランゲ、ケビン・クスケ組のドイツAが優勝した。清川卓(サニウェイ)小林竜一(鳥取県体協)組は27位で、4回戦に進める上位20組に入れなかった。

雪が降り続き、視界不良の悪条件だった。3回戦の滑走は23番スタート。パイロットの清川は必死にそりを操縦したが、タイムは目標にした世界基準の56秒台に遠く及ばない57秒90で26位から27位に後退。初挑戦した五輪の戦いが終わった。

清川は「本当に悔しい」と唇をかむ。ブレーカーの小林は「自分たちの力が足りなかった」と声を落とした。上位20位までの4回戦に進めず、試合途中でそりを片付ける無念さ。その半面、清川は「五輪は楽しかった」と話し、小林も「感動的だった」と振り返った。成績は不本意だったが、五輪直前に国際連盟の代表選考基準をめぐって一時出場が危ぶまれた五輪の雰囲気は満喫した。

★抜けられない悪循環−ボブスレーの日本チーム

世界の冬季競技はマテリアル(用具)との戦いでもある。「氷上のF1」と呼ばれるボブスレーでもその役割は大きく、ドイツやスイスの伝統国は有名自動車メーカーが最新型そりの開発にも携わることがあるという。

それに比べて日本男子のそりは長野冬季五輪前から使用してきたもので、専門技術スタッフもいない。そりを押すスプリント力や操作技術の差もあるが、そもそも「F1」の土俵に上がっていない現実がある。日本の大賀康弘監督は「米国のそりは米航空宇宙局(NASA)が研究に携わっている情報もある」と明かす。

日本のそりはスイスの個人業者から購入したものというが、普段は高額な輸送費を抑えるためドイツのフランクフルトに置いたまま。男子2人乗りの小林竜一(鳥取県体協)が「強くなるにはお金がいるけど、強くならないとお金はもらえない」と嘆いた通り、日本のボブスレー界はどこかの大富豪が投資でもしてくれない限り、厳しい競技環境の悪循環から抜けられそうにない。(共同)