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2006.02.20 更新

 

日本ペア4回戦に進めず、優勝はドイツA−男子2人乗り

清川卓(手前)と小林竜一組

男子2人乗り3回戦 スタートする清川卓(手前)と小林竜一組=チェザーナ・パリオル(共同)

男子2人乗りの後半3、4回戦を行い、アンドレ・ランゲ、ケビン・クスケ組のドイツAが優勝した。

清川卓(サニウェイ)小林竜一(鳥取県体協)組は27位で、4回戦に進める上位20組に入れなかった。(共同)

★挑戦終えた男子ボブスレー代表−世界との差を痛感

雪が降り続き、視界不良の悪条件だった。3回目の滑走は23番スタート。コースに雪も積もる中、パイロットの清川は必死にそりを操縦した。だがタイムは目標にした世界基準の56秒台に遠く及ばず、57秒90で26位から27位に後退。初挑戦した五輪の戦いが終わった。

清川は「本当に悔しい」と唇をかむ。ブレーカーの小林は「自分たちの力が足りなかった」と声を落とした。上位20位までの4回目に進めず、試合途中でそりを片付ける無念さ。会場は観客であふれ、参加資格問題で一時出場が危ぶまれた五輪の雰囲気は満喫したが、厳しい現実だった。

清川にとって五輪は故八木祐四郎・日本オリンピック委員会(JOC)前会長への恩返しの舞台でもあった。仙台大卒業後の就職で世話になった際、「ボブスレーで五輪に出る」と約束した。あれから約5年。「どこかで見ていてくれたと思う」と感慨をにじませた。

曲折を経て出場した五輪で日本のボブスレー男子は何を残せたのか。2人は「スタートタイムを上げることが世界に近づく第一歩」と実感した。競技環境が厳しい中、継続した強化体制の中で出場した意義をプラスにしていく必要がある。(共同)