2008年05月18日 更新

ベガルタ・永井、古巣相手に闘志…みちのくダービー

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試合前日の練習でMF菅井(左)と競り合うMF永井。みちのくダービーに寄せる思いは人一倍強い

“みちのくダービー”にオレが出ないでどうするの!? J2ベガルタ仙台のMF永井篤志(33)が、06年まで在籍した古巣・山形との“みちのくダービー”(ユアスタ)へ闘志を燃やした。負傷を抱えながら、今週は別メニューで調整してこの一戦に照準をピタリ。8日間で3連戦の過密日程の初戦を勝利で飾る。チームは17日、泉サッカー場で軽めの調整をして試合に備えた。

この試合だけは譲れないと、MF永井の表情が鋭く光った。

「やる前は意識していないけど、サポーターとか、すごい熱が入る。プレーにも力が入る試合」

00年から7年間山形に所属し、昨季ベガルタに移籍した永井にとって、18日の“みちのくダービー”は、思い入れの強いカードの一つだ。この一戦に出場するため、今週は万全の準備をしてきた。

4月26日の水戸戦(ユアスタ)で、左ふくらはぎを打撲。痛みを抱えながらフル出場した6日の広島戦(広島ビ)後は、歩くのも辛いほどだった。続く11日の甲府戦(ユアスタ)は、後半25分で交代。山形戦の出場が一時は危ぶまれた。

痛みを取るため、はり治療や電気治療を行い、早期回復に努めた。13、14日と患部に負担をかけない別メニューで調整し、16日に全体練習へ合流した。

「今はほとんど痛みもない。状態は戻りつつあるし、問題ない」

照準を合わせたダービーで活躍すると、永井は気合十分だ。

昨年7月の対戦(NDスタ)では貴重な同点弾を決めた永井。今季はドリブルで攻め上がる場面も多く、この試合でも相手のスキにつけ込んで、得点に絡む働きをみせるつもりだ。

「去年よりも体は動けている。チームは勢いに乗っているし、その勢いを続けていければいい」

強い決意をみせた永井。ベガルタがベテランMFの奮闘で“みちのくダービー”を4連勝で飾る。

(有吉広紀)

■永井 篤志(ながい・あつし)

1974(昭和49)年12月23日生まれ、鹿児島県出身、33歳。長崎・国見高から駒大に進み、95年にJFL・福岡ブルックス(現J2福岡)に入団。広島、J2山形を経て07年にJ2仙台に加入した。福岡時代の96年3月16日の磐田戦でプロ初出場、同年4月6日の鹿島戦でプロ初得点。今季リーグ戦11試合出場0得点、J2通算302試合出場10得点。1メートル76、69キロ。ポジションはMF、背番号は「8」。

★中島、髪切って一新!9戦ぶり得点に意欲

首筋が隠れるほど長髪だったFW中島がこの日、手倉森監督の助言もあり、耳が見えるほどの短髪で練習に参加した。「もともと(髪を)切ろうと思っていた」と、16日の練習後にばっさり。その効果が表れた(?)か、CK練習でゴール。「これがいいきっかけになれば。スタジアムに来てくれる人のためにも勝ちたい」。

(泉)

★みちのくダービー限定のタオルマフラー発売

みちのくダービー限定のタオルマフラーをゲットしよう。18日の山形戦(ユアスタ)で、ダービー史上初のデザイン連動企画グッズとしてタオルマフラーを販売する。限定300本で、価格は1350円。山形版は21日の徳島戦(NDスタ)で販売される。MF佐藤は「ぜひスタジアムに来て、これを買って応援してください」と来場を呼びかけた。

(泉)

■データBox

●…仙台の過去のみちのくダービー戦績は、11勝13分け4敗。37得点、23失点の成績を残している。互いの意地がぶつかり合うため、13引き分けは対戦したJチームのなかで一番多い。
  ●…直近の対戦は昨年10月10日、ホームで対戦。後半7分、MF梁勇基の左CKからDF岡山のヘディングで先制。だが後半ロスタイム、DF木谷がペナルティーエリア内で足を高く上げたプレーが反則を取られ、PKを山形MF財前に決められて1−1で引き分けた。
  ●…みちのくダービーのホーム戦績は、5勝7分け2敗。18得点、12失点の成績を残している。05年5月の対戦で0−1で敗れて以降、ここ5試合で1勝4分けと負けていない。
  ●…現所属で過去の山形戦得点者はDF岡山(4点)、FW中島、MF永井(各1点)。