2008年05月26日 更新

【バレーボール】柳本ジャパン、セルビアに逆転負け

日本は2セット連取後、まさかの逆転負け。(左から)栗原、竹下は疲れ切った様子だった(撮影・大里直也)

日本は2セット連取後、まさかの逆転負け。(左から)栗原、竹下は疲れ切った様子だった(撮影・大里直也)

 北京五輪女子世界最終予選最終日(25日、東京体育館、観衆=1万)北京五輪出場が決定している世界ランキング8位の日本は、同7位のセルビアに2−3で今大会初黒星。6勝1敗でポーランド、セルビアと並んだが、得点率の差で3位で大会を終えた。今後は6月20日開幕のワールドグランプリに出場。8月の五輪本選に備える。

 歓声がため息へ変わった。日本は2セットを連取したが、続く3セットを奪われてセルビアに逆転負け。昨年11月のワールドカップで敗れた屈辱を晴らせなかった。試合を終えると選手たちはコート上に座り込み、疲れた表情を浮かべた。

 「悔しい結果だが、ここで終わりじゃない。チーム一丸で取り組んできたい」。4年前のアテネ五輪世界最終予選でも6戦全勝で最終戦を迎えロシアに完敗。同じ過ちを繰り返した竹下佳江主将(JT)は、チームを代表して反省を口にした。

 決定率の差が出た。セルビアで最多得点を挙げたニコリッチのスパイク成功率は50%。高橋みゆき(NEC)と並んでスパイクでチーム最多12得点の木村沙織(東レ)は33%にとどまった。平均身長で相手より9センチ低かったが、ブロックはセルビアの23得点に対し日本は11得点。高さ対策は急務だ。

 「個人で1点を取る技術を磨いてほしい」。柳本晶一監督は6月20日開幕のワールドグランプリへ目を向けた。世界ランク1位ブラジル、2位イタリア、3位キューバ、4位米国など日本を含む12カ国が出場。世界の強豪としのぎを削り、柳本ジャパンがレベルアップを狙う。

(江坂勇始)

◆テルジッチ・セルビア監督

「日本はいつものようにスタートがよかった。相手の速いプレーに慣れ、見極めるのに2セットが必要だった。北京行きを決め、日本に勝つことがこの予選の目標だった」

★五輪切符決定方法で波乱…ドミニカ共和国出身の副会長ぶ然

 国際連盟(FIVB)と日本協会との共通認識のなさが、4枚目の五輪切符の決定方法で混乱を生んだ。(1)最上位(2)それを除くアジア勢最上位(3)その他上位2チーム−というこれまでの日本協会の説明なら4番目にドミニカ共和国が入る。だがFIVBはホームページなどで、上位3チームとそれ以外のアジア最上位−と記述し、これならカザフスタンになる。最終的にカザフスタンとなったが、ドミニカ共和国出身のマルテFIVB副会長は「ノーコメント」と不機嫌だった。

★突然の朗報!カザフスタン初五輪決定

 カザフスタンは初の五輪出場決定を、試合後の記者会見中に知らされた。突然の朗報にパブロワは号泣し、同僚のもとへ直行。2勝しかできなかったが、韓国を得点率で上回り、日本を除くアジア最上位チームになった。ジュラフレフ監督は「こんな記者会見は初めてだ。素晴らしい。何を言ったらいいのかわからない」と興奮した様子だった。