2008年05月09日 更新

【陸上】為末両足ふくらはぎ痛でまたも欠場…国際GP大阪大会

 陸上男子400メートル障害の為末大(30)=APF=が両足ふくらはぎの痛みのため、10日の国際グランプリ大阪大会(長居陸上競技場)を欠場することが8日、日本陸連から発表された。世界陸上で2度の銅メダルに輝いた男は、今月3日の静岡国際も欠場。北京五輪代表の最終選考会を兼ねる日本選手権(6月26日開幕、川崎市等々力陸上競技場)を前に不安が高まる。

 侍ハードラーの今季初戦は、またしてもお預けとなった。為末の大阪国際GP欠場を発表した日本陸連の高野進強化委員長(46)は、「肉離れにはなっていないが、スパイクでバンバン走れない。万全の態勢で競技に出たいということだった」と、本人に代わって状況を説明した。

 3月に豪キャンベラで2週間の個人合宿を行い帰国後、左ふくらはぎに違和感を覚えた。4月上旬から大会に出場する考えもあったがキャンセル。下旬には右ふくらはぎを痛め、今月3日の静岡国際を欠場した。さらに、回復が遅れているため大阪国際GPも棄権することになったのだ。

 01、05年の世界陸上で銅メダルを手にしたが、日本開催だった昨年8月の大阪世界陸上は大会前、国内外の9レースに出場。本番では疲れが抜けず、予選敗退の屈辱を味わった。

 北京五輪は雪辱の大会でもある。しかし、代表の最終選考会となる日本選手権を前に、2大会連続の欠場。今月22〜25日のプレ五輪(北京)、6月の欧州遠征など出場機会はあるが、それもケガの回復次第。場合によってはぶっつけ本番となる可能性もある。侍ハードラーに暗雲が漂った。

(江坂勇始)

■為末の北京への道

 トラックとフィールド種目の北京五輪代表枠は最大3。参加標準記録AまたはBを突破し、日本選手権(6月26〜29日、川崎市等々力競技場)で3位以内に入ることが条件となる。A標準突破選手は複数選出が可能だが、B標準は最大でも1人。為末は昨年5月の大阪GPでA標準記録を突破済み。あとは最終代表選考会の日本選手権で、上位進出が求められる。