2008年05月06日 更新
【F1】アグリ、機材搬入拒否され継続参戦さらに厳しく
資金難で今後のF1世界選手権参戦が危ぶまれているスーパーアグリは5日、鈴木亜久里代表(47)が6日に緊急記者会見を開くと発表した。機材を積んだトラックが、9日に開幕するトルコGP会場への入場を拒否されたことも判明。ドイツの自動車関連企業との資本提携で目指していた継続参戦が難しくなったことを、亜久里氏が自身の口で説明するとみられる。
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10月の日本GPで佐藤琢磨(31)らの雄姿を見ることはできないのか。スーパーアグリは理由を説明せず会見を開くと発表した。ホンダとの最終会談が予定されていた連休明けを待たないタイミングは、ホンダがバイグル・グループ(WG)との提携を認めなかったことを暗示。そうであるなら、資金繰りは行き詰まり継続参戦は不可能となる。
伏線はあった。スーパーアグリのマシンは前戦のスペインGP後、ホンダF1の英国拠点に輸送された。機材はトルコに運ばれたが、GP会場への搬入を拒否された。ホンダF1のニック・フライ最高経営責任者(51)が、スーパーアグリのGP欠場をF1管理会社に通知したためという。
サンケイスポーツの取材に亜久里氏は5日、「なぜ、そんなことを言うのか分からない。会社(ホンダ)を代表してなのか、個人的に言っているのか」といぶかった。しかし、F1界随一の温厚な性格で「ミスター・スマイル」と呼ばれるフライ氏の発言は、もはやF1チームを超えた総本家ホンダの総意である可能性が高い。
フライ氏は2日に発表されたWGとの提携についても、同社の資金力を疑問視していた。05年11月1日のチーム設立から約2年半。亜久里代表が再び、重大発表に臨む。
(石原有記)
■スーパーアグリ・これまでの経緯
▼3月10日 F1開幕4日前に、英国企業との資本提携で今季参戦が可能になったと発表
▼4月4日 第3戦バーレーンGPが開幕。契約発表はなし
▼9日 チーム首脳が提携交渉について「詳細を詰めている」と明言
▼14〜17日 他の10チームが参加したバルセロナ合同テストを欠場
▼16日 提携交渉が暗礁に乗り上げたと発表
▼25日 継続参戦が危ぶまれる中、スペインGP開幕当日に出場を発表
▼30日 チーム存続についてホンダと会談するも、結論は出ず
▼5月2日 ドイツの自動車関連企業、バイグル・グループと資本提携が最終段階と発表
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