2008年04月30日 更新
【大相撲】横審に優等生アピールも…朝青龍、横綱対決はお預け
大相撲夏場所(5月11日初日、両国国技館)を前に、横綱審議委員会(横審)のけいこ総見が29日、東京・両国国技館で一般に無料公開して本土俵で行われた。約6000人の観客が詰め掛け、朝青龍が9勝1敗、白鵬は8勝2敗だった。朝青龍が左足ふくらはぎ肉離れの負傷を抱えており、横綱同士は対戦しなかったが、若手を指名して「優等生」ぶりをアピール。横審委員からの“注文”も封じた。
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大関同士のけいこを見守っていた朝青龍が、おもむろに土俵に入った。大関琴欧洲を豪快な投げでたたきつけ、計10番を9勝1敗で終えた。
「勢いのある力士とやったよ。横綱同士? まだ(肉離れの)状態がねえ…」。白鵬とは相撲を取らなかったが、スピードある動きを披露。稀勢の里にいっきに寄り切られた一番には苦笑いしたものの、豪栄道、豊ノ島、琴奨菊には貫禄を示した。ぶつかりげいこでは、新入幕の栃ノ心に胸も出した。
初場所前のけいこ総見では、白鵬に声を掛けて5勝2敗。その緊迫感には及ばなかったが、横審の内館牧子委員(脚本家)は「横綱同士、やんなかったですね。お客さんはガッカリしたんじゃない。でも、けがの影響はあっても、『動の朝、静の白』は見せましたね」と評価した。3月春場所の終盤で痛めた左ふくらはぎにはテーピングが施されていたが、北の湖理事長(元横綱)も「朝青龍は若い力士に対して自分の力を全部ぶつけていた」。
朝青龍は前日も21番の番数をこなし、けいこの手抜きはなし。「(回復具合は)まだ50%。初日に間に合わせるようにする」。連覇に向けて、いまのところ気まぐれはみられない。
★Vs大関8勝2敗も…白鵬「奥歯割れた」
白鵬は、大関陣相手に8勝2敗に終わった。琴光喜との最初の一番で、寄り切られた。「踏ん張ったときに、右下の奥歯が割れた。歯医者にすぐいかなきゃ。調子はまだまだ」。望んでいた朝青龍とのけいこは実現しなかったが、「足が悪いとわかっていた」と納得していた。
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◆横審・海老沢勝二委員長
「両横綱とも調整中で、足ならしという感じだったね。それより大関陣が物足りなかった。両横綱をどれだけ倒せるかということでしょう」