2008年04月29日 更新

【テニス】海外2勝!世界ランク99位!錦織あるぞ五輪出場

バミューダ・オープンを制し優勝カップを手にする錦織(共同)

バミューダ・オープンを制し優勝カップを手にする錦織(共同)

 バミューダ・オープン(27日=日本時間28日、英領バミューダ)いくぞ、北京! 単決勝で昨年プロ転向した18歳の錦織(にしこり)圭(IMG)がビクトル・トロイツキ(セルビア)に2−6、7−5、7−6で逆転勝ちして優勝した。この結果、錦織は世界ランキングで99位まで浮上し、日本男子としては96年8月まで2ケタ順位だった松岡修造以来、世界ランキング100位以内に入った。18歳3カ月でのトップ100入りは88年10月に20歳11カ月で入った松岡の記録を塗り替え、日本男子史上最年少記録となり、今夏の北京五輪出場もみえてきた。

 若手の伸び盛りと競い合う大会を制した錦織に、北京五輪のコートがみえてきた。28日付の世界ランキングで99位に浮上。五輪出場権は、5月25日開幕の全仏オープン直後のランキングなどで決まる。世界ランク70位程度が目安となり、大きく前進だ。

 73年にコンピューターによる世界ランクが導入されて以降、松岡のほかに神和住純、坂井利郎、九鬼潤が100位以内に入っており、錦織は日本男子で5人目の快挙。

 昨年末286位だった世界ランクは4カ月で急上昇。デルレービーチ国際選手権でツアー優勝し、2月18日付で244位からいっきに131位へ。今回のツアー下部大会の優勝では120位から21位上がり、目標にしていた2ケタとなった。

 男子の国別対抗戦、さきのデビス杯では日本男子史上最年少で代表デビューと勝利を飾った。竹内映二・デ杯監督も「故障がなければ、50位以内にはアッという間に入れるテニスをしている」と太鼓判を押す。

 北京五輪の出場権は6月9日付の世界ランクで決定され、単の出場枠は64人。上位48人は自動的に選ばれるが、1カ国4人までの制限があり、実際は70位前後がボーダーラインとされている。残る16人は国際テニス連盟(ITF)の推薦枠が14人、そのほか委員会の推薦枠が2人。そのうちITFの8人は世界ランクで自動的に決まるため、そこまでランクを上げたいところだ。

 五輪で日本男子が単に出場したのは96年アトランタ大会の松岡が最後。ソニーと所属契約を結ぶなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの18歳が、夢舞台へ突き進む。


■錦織 圭(にしこり・けい)

 1989(平成元)年12月29日、島根・松江市生まれ、18歳。5歳でテニスを始め、13歳で米国にテニス留学。03年には14歳以下世界国別対抗戦で、日本を初の準優勝に導く。06年全仏ジュニア複で優勝し、日本男子初の4大大会ジュニア制覇。07年9月にプロ転向。2月のデルレービーチ国際で日本男子史上2人目となるATPツアー優勝。今月のデビス杯では日本人最年少となる18歳3カ月13日で代表デビューを飾り、日本デ杯史上最年少勝利をマークした。1メートル77、70キロ。