2008年04月29日 更新

【テニス】クルム伊達が復活連勝「前日より動きよかった」

単予選2回戦で青山(右)を下したクルム伊達は満面の笑みを浮かべた

単予選2回戦で青山(右)を下したクルム伊達は満面の笑みを浮かべた

 カンガルーカップ国際女子オープン第2日(28日、岐阜長良川テニスプラザ)12年ぶりに現役復帰した女子テニスの元世界ランキング4位、クルム伊達公子(37)=フリー=は、単予選2回戦で青山修子(20、早大)を6−1、3−6、6−3で下し、復帰戦を飾った前日に続き2連勝した。29日の予選3回戦に勝てば本戦出場が決まる。クルム伊達はショットを左右に散らし、粘る相手を振り切った。奈良くるみ(大阪・大産大付高)と組んで出場する複は29日から始まる。

 スタミナは、サビついていなかった。「も〜、しつこいわネッ!」。2時間7分の熱戦を終えたクルム伊達は、対戦した青山と握手した際、姉のような口調で粘りをたたえた。

 17歳の高校生と対戦した前日の予選1回戦に続き、この日もフルセットで奮闘。高い打点のサーブや自慢のライジングショットで900人の観衆を魅了した。観戦に訪れた友人のバルセロナ五輪競泳金メダリスト、岩崎恭子さんも「強いし、すごい」と大きな声援を送った。

 「ボールボーイがいなくて…。万歩計をつけたかったくらい」。前日は主催者が急きょ学生を集めて、予選では異例のボールボーイをつけたが、この日は不在。試合中もコートに落ちたボールを歩き回って拾ったクルム伊達は、高校時代以来の“下働き”も笑顔でこなした。

 「前日よりも動きはよかった。初心に戻って挑戦者のつもりでやります」。予選突破に王手をかけ、少しずつ勝負師の顔が戻ってきた。


■クルム伊達 公子(くるむだて・きみこ)

 1970(昭和45)年9月28日、京都市生まれ、37歳。6歳でテニスを始め、園田学園女子高卒業後、プロ転向。94年1月に日本人初の世界ランクトップ10入り。最高ランクは4位。国内ツアー5度、海外ツアー2度優勝。01年に自動車レーサーのミヒャエル・クルムと結婚し、現本名に。1メートル63、53キロ。

◆クルム伊達に接戦で敗れた青山修子

「伊達さんとは練習で何度かやったけど、試合は全然違います」