2008年04月27日 更新

【大相撲】元気に10番!朝青龍、連合げいこに飛び入り

 夏場所だより(5月11日初日、両国国技館)横綱朝青龍(27)が26日、時津風一門の連合げいこが行われた都内の井筒部屋を急襲し、10番取った。左足ふくらはぎ肉離れを抱え、前日まで慎重に調整するとしていた横綱が、いきなり“快汗”に浸った。

 患部は頑丈にテーピングで固めていたものの、幕内鶴竜、豊ノ島、豊真将、朝赤龍、十両千代白鵬を相手に負けなしで終えて、「思ったより動ける。不安はあるけど、やっておかないとね」。関取との申し合いは春場所前の3月上旬以来だったが、左四つからの寄りや投げ、力強い突き、押しは元気いっぱい。

 昨年夏場所前、出げいこで豊ノ島に荒わざを仕掛けてけがをさせてから1年。行動も一変した。3月の春場所前は自らの調整に必死だったが、この日は幕下の力士にも声をかけ、ぶつかりげいこでの腕の使い方を教えるなど後進への指導も。「(上に)上がるヤツだからね。モンゴルとか日本人とか関係なく、教えるよ」と笑顔。春場所で4場所ぶりに復活優勝を果たし、精神的な余裕もみせている。

 春場所前、出羽海親方(元関脇鷲羽山)が「横綱がけいこをするのは当然。後進を育てるということも横綱の仕事」と、番付の頂点に立つものの自覚と責任を促していたが、指摘通りの“模範横綱”ぶりをアピールした。

(赤堀宏幸)

★やく氏との会食、朝青龍が断る

 大相撲「再発防止検討委員会」のやくみつる委員(漫画家、48)が計画していた、朝青龍との会食は実現されない方向となった。朝青龍がこの日、「(やく氏との)食事はなくなった。断ったよ」と明らかにした。やく氏は21日の同委員会後に、春場所優勝直後の朝青龍の言動に不快感を示し、ガッツポーズなどのパフォーマンスを否定していた。

 また、会食しても「おごってもらうという、意識は変えてもらわないと…。割り勘ですよ」と相撲界の体質改善も訴えていた。