2008年04月25日 更新
【大相撲】琴春日が30歳新入幕!夏場所の新番付を発表

婚約者の山上恵里さんを抱き上げ、キスする琴春日。新入幕と二重の喜びに目尻も下がりっぱなし(撮影・浅野直哉)
日本相撲協会は24日、大相撲夏場所(5月11日初日、両国国技館)の新番付を発表した。初土俵から所要91場所と史上2番目のスロー新入幕となった琴春日(30)は、小学校で同級生だった山上恵里さん(30)=元医療事務員=との婚約も発表。グルジア出身の栃ノ心(20)、モンゴル出身の白馬(24)も新入幕を果たし、幕内42力士中、外国出身は史上最多の16人となった。
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新入幕会見で婚約も発表とは異例中の異例。琴春日は恵里さんを見つめ、改めて“21年越しの奇跡”を実感していた。
「性格から人柄、すべて好き。マドンナでした」。2人は福岡県春日市立須玖小3、4年時の同級生。小6で恵里さんが大阪に転校し“初恋”は終わったかに思えた。
しかし、2年前の春場所後、知人との食事会で偶然再会。「初めまして」とあいさつしたが、恵里さんの本名を聞いてピーンときた。2カ月後には交際が始まり、九州場所後には「結婚を前提としたお付き合いを」とプロポーズした。
苦難の相撲人生だ。平成16年九州場所で新十両に昇進したが、両ひじの故障などで幕下に陥落すること3度。18年名古屋場所には幕下37枚目まで急降下した。
自分の父、輝夫さん(63)に「幕下で結婚なんて」と一喝され、十両に上がっても「十両ぐらいで大事な娘さんをもらえるわけないだろう」とどやされたことが「発奮材料になった」。弟弟子の琴欧洲、琴光喜らに番付で抜かれても腐らず、11場所連続勝ち越しで念願の幕内昇進を決めた。
「相撲人生は短くなってきたけど、できるだけ幕内で長く取って一番でも多く勝ちたい」。スロー出世歴代10傑で三役以上に昇進した力士はいない。そんなジンクスも吹き飛ばす。今度は土俵で“奇跡”を起こす。
(渡部陽之助)
★恵里さん「どっしりが好き」
着物姿で現れた恵里さんは「何事にも動じずどっしり構えてるところが好き。残念ながら小学生のときは違う人が好きでした…」とアツアツぶりを見せつけた。「本名を聞くまでまったく(同級生だと)気づきませんでした」と自分でも“運命の奇跡”にびっくり。「相撲はまったく知らなかった。相撲から帰ってきたら、ゆっくりくつろげる家庭にしたい」。2人は5月2日に入籍、9月に東京都内で挙式予定。
■琴春日の同期
琴春日と同じ平成5年春場所に初土俵を踏んだ力士は141人。幕内まで昇進したのは皇司、北勝力、若兎馬、琉鵬に次いで5人目で、北勝力の関脇が最高。また、同じ昭和52年生まれの現役幕内力士には元大関雅山、元関脇北勝力、平幕の春日王、今場所幕内に返り咲いた元関脇玉乃島がいる。
★朝青龍4場所ぶり東
横綱朝青龍は4場所ぶりに東の正位に戻った。優勝した春場所の13日目(3月21日、琴光喜戦)に痛めた左足ふくらはぎ肉離れの治療のため帰国していたモンゴルから、23日に長女・イチンホルロちゃんとともに再来日。全治3週間の診断だったが、「まだ、そんきょのような姿勢で痛みが出る」と不安が残る。29日には東京・両国国技館で横審のけいこ総見があり、雄姿を見せたいところだが、夏場所(5月11日初日)まで慎重にならざるをえない。
★起訴の3力士は大幅降下
時津風部屋の力士急死事件で傷害致死罪で起訴された兄弟子の3力士は大幅に番付が降下した。3力士は昨年九州場所から休場中で、先場所は西幕下58枚目だった明義豊の木村正和被告は東三段目39枚目に、東序二段筆頭だった怒濤の伊塚雄一郎被告は西序二段72枚目に、西序二段86枚目だった時王丸の藤居正憲被告は東序ノ口8枚目。日本相撲協会は裁判で有罪が確定すれば3力士を解雇とし、それまでは出場停止にする処分を決めている。







