2008年04月19日 更新
【シンクロ】デュエット鈴木絵美子・原田早穂組、北京決めた

五輪出場権を獲得した鈴木(手前)、原田組だが、メダル獲得には不安!?(共同)
シンクロナイズドスイミング北京五輪世界最終予選第3日(18日、北京)デュエットのフリールーティン(FR)を行い、日本の鈴木絵美子、原田早穂組(ミキハウス)はテクニカルルーティン(TR)との合計96.001点で2位となり五輪出場権を獲得した。97.667点で1位のスペインに1.666点の大差をつけられ、オープン参加で96.083点の中国にも及ばなかった。世界一の実力を誇るロシアが参加しておらず、日本はこれまでこの種目を実施した五輪5大会で逃したことのなかったメダル獲得に不安を残した。
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思惑とかけ離れた結果だった。デュエットで「スペインといい勝負をし、中国にも負けたくない」とした、日本水連・金子シンクロ委員長の狙いは大きくはずれた。鈴木は「相手は勝ち誇った気分でしょう」と唇をかんだ。
五輪用に準備した難度の高い演技を披露したが、同委員長は「誰が見てもわかるくらい2人の動きがずれていた。この成績は仕方ない」と動じなかった。
原田は「悪くなかったけど、まだ力不足」と声が沈んだ。だが、難しい演技に挑戦したという充実感はある。金子委員長は「6、7割の出来。パーフェクトで負けたのならたじろぐけど、そうではない」と言い切った。スペインに大差をつけられ、新興の中国にも屈した。今大会には出ていないロシアもいる。採点競技のシンクロは、五輪本番までの印象や序列も大きな意味を持つ。メダル獲得に暗雲が漂うが、金子委員長は「五輪まであと3カ月半。これからが勝負」と前を向く。
★大満足 井村コーチ
中国を指導する、元日本代表監督の井村雅代ヘッドコーチ(57)は、得点で日本を上回った選手を抱き締めるほど喜びを表した。だが、演技には「全然、満足していない」とキッパリ。最終的な目標の五輪に向け「8月はもっと認められるようにしたい」とメダル獲得を視野に入れた。双子だけあって息のあった演技を披露し、振り付けで脚の長さを生かした妹・蒋ティンティン(ティンは漢字で(女亭)と書く)は「わたしたちはできる」と自信をつけた。
■鈴木 絵美子(すずき・えみこ)
1981(昭和56)年11月12日、埼玉県生まれ、26歳。シンクロナイズドスイミング・デュエット。アテネ五輪チーム2位。05、07年世界選手権デュエット種目で銅メダルを獲得。日大出。ミキハウス所属。東京シンクロク。1メートル67、57キロ。
■原田 早穂(はらだ・さほ)
1982(昭和57)年11月5日、東京都生まれ、25歳。シンクロナイズドスイミング・デュエット。アテネ五輪チーム2位。05、07年世界選手権デュエット種目で銅メダルを獲得。日大出。ミキハウス所属。東京シンクロク。1メートル66、56キロ。
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