2008年04月12日 更新

【テニス】錦織がデビス杯デビュー戦飾れず…格下に競り負け

 男子テニス・国別対抗戦デビス杯・アジア・オセアニアゾーン1部2回戦第1日(11日、ニューデリー)やられた! インド−日本の単2試合を行い、錦織(にしこり)圭(IMG)と添田豪(23)=ミキプルーン=はともにフルセットの末に敗れ、もう1敗もできない窮地に追い込まれた。第1試合はデ杯初出場で世界ランキング118位の錦織が、不慣れな芝コートで力を発揮できず、325位の格下ロハン・ボパンナに競り負けた。この日で18歳3カ月13日の錦織は、谷沢英彦の18歳3カ月25日を塗り替え、日本人選手で史上最年少出場となった。

 最後のフォアハンドショットが、ネットにかかる。悔しさをにじませた錦織はラケットをコートにたたきつけようとして、思いとどまった。

 18歳3カ月のデ杯日本チーム史上最年少出場。2月に日本男子として16年ぶりにツアー優勝し、初めて代表入りしたデ杯で、「いつものようないいプレーができなかった…」。

 サーブアンドボレーで攻めてくる相手のプレーは頭に入っていた。だが、団体戦独特の緊張感に、動きが硬い。でこぼこの芝コートでボールは不規則に弾み、苦しんだ。時折、鮮やかなリターンエースや、フォアハンドの強打を放つものの、続かない。気温が40度近くにもなる空気にさらされ、2時間50分の試合中ずっと強い日差しが照りつけた。集中力を保つのに苦労しながら、フルセットの競り合いになったが、最後に力尽きた。日本を背負った戦いに敗れた若きエースは「(同じ負けでも)試合後の悔しさが違った」。初めて経験する舞台で、また成長する。

◆添田豪

 「ボクの方がチャンスが多かったのに、ものにできなかった。相手は途中から集中力を上げてきたのがわかった。第3セットを落としてからちょっとまずいなと思った」

■デビス杯

 1900年から行われている、男子テニスの国別対抗戦。各国代表選手4人が選出され、3日間開催で単4、複1試合で3勝したほうが勝利。日本は初出場の21年大会で準優勝。現在はトップカテゴリーとなるワールドグループの1つ下、アジア・オセアニアゾーン1部に属している。同ゾーンで優勝すれば、9月に翌年のワールドグループ出場権をかけたプレーオフ(入れ替え戦)に進む