2008年04月10日 更新
【水泳】“水中最速”カジキマグロ水着 北島、金メダル一本釣り

北島(左)がカジキマグロになる?! ぬめりのある物質を分泌し、超高速で泳ぐカジキにヒントを得た水着で勝負する。右は寺川綾(撮影・大西純人)
「カジキ水着」で金メダルを釣り上げる! ミズノは9日、8月の北京五輪で2大会連続2冠を狙う競泳男子平泳ぎの北島康介(25)=日本コカ・コーラ=が、五輪本番で着用する新たに開発した水着を発表した。
「世界最速の魚」としてギネスブックに認定されているカジキマグロにヒントを得た製品で、水に触れるとジェル化する特殊素材を使用し、時速100キロ超で泳ぐカジキがぬめりのある物質を分泌、抵抗を減らしている原理に着目。魚を触った際の「ヌルッ」とした感触を追求し、従来の同社製比で水との摩擦抵抗を約8%軽減したという。
モデルで登場した北島は「今までにない衝撃を受けた。素材が軽く、水の中で動きやすい」とすっかりお気に入りの様子。実際に表面がヌルヌルすると違反水着になるが、広報担当によれば「表面が滑らかになりましたが、あくまで分子レベルの話。国際水連の許可も下りています」と胸を張る。ミズノは、今季に入って世界新記録を連発している「スピード社」と昨年11月末にブランド契約を解消しており、北京五輪は独自開発した「カジキ水着」で勝負する。五輪代表を決める日本選手権(15日開幕、東京国際辰巳水泳場)では、北島にギネス級の世界新を期待する。
(浅井武)
■カジキマグロ
体長は大きいもので4メートル以上、重さは700キロにも達する。頭の先が剣のように長く鋭く伸びているのが特徴で、これは上あごが変形したもの。水中で最も速く泳ぐことのできる生物としてギネスブックに記載され、時速100キロ以上、25メートルプールを1秒以内で泳ぐ。「カジキマグロ」は俗称で正式な呼び名ではなく、カジキはマグロ属ではない。日本近海にはメカジキ、マカジキ、バショウカジキ、フウライカジキ、シロカジキ、クロカジキの6種が生息。
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