2008年04月07日 更新

【バレーボール】東レが完全V!リーグトップ通過、決勝R全勝

ユニチカから東レとなって初優勝を果たし、選手は大喜び

ユニチカから東レとなって初優勝を果たし、選手は大喜び

 プレミアリーグ女子決勝ラウンド最終日(6日、さいたまスーパーアリーナ)決勝で東レが3−1でデンソーを破り、日本リーグ、Vリーグ時代に通算6度優勝して2000年に廃部したユニチカを引き継いでから、初のリーグ制覇を遂げた。主砲デラクルス(20)の強打や最高殊勲選手賞に輝いた日本代表センター、荒木絵里香(23)のブロックや速攻などで試合の主導権を握り、初優勝を目指すデンソーを押し切った。3位決定戦は久光製薬が3−1で岡山シーガルズに勝った。

 正念場の第4セットは8−11からの連続得点で一気に逆転し、完全に勢いづいた。圧倒的な破壊力を備えた東レが、リーグ屈指のブロック力を誇るデンソーを打ち負かした。昨季の6位から一転、レギュラーリーグをトップ通過し、決勝ラウンドも負けなしで頂点に輝いた。

 「代表などで多くの経験を積ませてもらった。それがこの優勝にもつながった」

 シーズンを通して踏ん張った23歳の荒木に笑顔が広がった。これまでは、21歳の“サオリン”こと木村沙織ら才能豊かな若手がいながら、素質を生かし切れない時期が続いた。今季加わったドミニカ共和国代表のデラクルスにマークが集まり始め、他の選手が力を発揮できるようになった。菅野監督が「触媒」と称した活躍だ。故障で満足に働けなかった大山加奈の穴を感じさせなかった。

 若いチームは、東京五輪を制した「東洋の魔女」の母体となった日紡貝塚(ユニチカ)の流れを引く。新女王誕生は、名門復活も意味した。ユニチカOGでもある向井主将は「廃部など厳しい時代も経験してきた。ユニチカを知る選手が現役を続けている間に、何とかリーグ優勝したかった」と、後輩にバトンをつないだ喜びをしんみりと話した。