2008年04月06日 更新

【大相撲】「オレはサタン?」朝青、ヒール役認め信頼取り戻す

 大相撲春巡業(5日)朝青ヒール自認? 横綱朝青龍(27)=写真=が5日、春巡業が再開された神奈川・藤沢で“ヒール役”を認めた。前日(4日)のNHKのテレビ番組を見た感想を述べたもので、「よく作られてるな。オレが悪役だな。あっち(白鵬)が平和のシンボルで、こっちはサタンか?」と苦笑い。寂しさを胸に押し隠し、憎まれ役を引き受ける。

 公開のぶつかりげいこで胸を出した白鵬が支度部屋に戻ってきた後、朝青龍がこぼした。

 「前の夜、NHK見たら、あれだもんな。ほめてくれなくて寂しいな」

 4日夜に放映された『スポーツ大陸』。朝青龍が復活優勝を遂げた春場所や場所前の両横綱の表情がドキュメントとしてまとめられていたが、報道陣にぶっきらぼうな朝青龍に対し、白鵬は取材にも丁寧に応対。ヒール役とベビーフェースかは一目瞭然だ。

 こう愚痴りながら、白鵬に「番組を見たか」と問いかけもした。怒ってはいない。「週刊誌に(白鵬と)けんかしたとかあるけど、そんなのないよ。こうして話してるし、ね」と付け加え、笑っても見せた。

 周囲の目が自分に、より厳しいのは分かっている。悔しいが、それも身から出たさび。信頼を取り戻すには言動を改めるか、本場所で結果を示すしかない。

 左足ふくらはぎの肉離れで、この日は公開げいこを休んだ。それでも横綱土俵入りを行い、幕内力士によるトーナメントに出場。1回戦で豪風に敗れても、花道で気持ちよくサインに応じるなど、まずは横綱の責務を果たした。