2008年03月31日 更新

【ハンドボール】五輪逃げた…日本女子、ハンガリーに力負け

ハンガリーと対戦した1メートル84の長身・谷口(15番)ら日本。32年ぶりの五輪出場は夢と消えた(共同)

ハンガリーと対戦した1メートル84の長身・谷口(15番)ら日本。32年ぶりの五輪出場は夢と消えた(共同)

 女子北京五輪世界最終予選最終日(30日、ブカレスト)日本はハンガリーとの最終戦を行い、29−39で敗れて通算1勝2敗となり、1976年モントリオール五輪以来、32年ぶりの出場はならなかった。体格で上回る相手に序盤は一進一退の展開だったが、ミスからリズムを失って前半6点のリードを許し、攻守に地力の差を見せつけられた。ルーマニアとハンガリーが出場権を獲得した。男子の世界最終予選は5月下旬に開かれる。

 32年ぶりの五輪出場は夢と散った。勝てば悲願達成という大一番で、日本は完全な力負けに終わった。選手たちは肩を落とし、涙をぬぐった。長身を生かして日本選手の上から豪快に打ち込むハンガリーのシュートに、緩急を使ったプレーで対抗。序盤は9−9と互角に渡り合った。

 ところが、エース田中が「どれだけミスなくできるか」と話していた心配が現実となる。パスや捕球が乱れ、GKと1対1の好機も決めきれなかった。ポーランド戦で見せた積極果敢な守備も影をひそめた。前半を6点リードされて折り返すと、後半はさらに点差を広げられた。

 「やれることはやった。何度か好機を逃す場面があったが、そこが決まっていればもう少し接戦になっていた」とバウワー監督は悔やんだが、東欧の伝統国は明らかに格が上だった。

 「中東の笛」と呼ばれる疑惑の判定が問題となってアジア予選がやり直しとなり、この最終予選も直前に対戦相手と会場が変更になった。注目と脚光を浴びながら近づいた五輪の大舞台は、最後の一歩で厚い壁にはね返された。