2008年03月28日 更新
【水泳】立役者は疑惑の「スピード社」?豪でも世界新ラッシュ

世界新記録が連発。サリバンの水着には論議を呼ぶ「スピード社」のマークが…(AP)
競泳・豪州選手権(27日、豪州・シドニー)男子50メートル自由形でイーモン・サリバン(22)が21秒41、女子100メートル自由形でリスベス・トリケット(23)が史上初めて53秒を切る52秒88の世界新記録をそれぞれ樹立した。サリバンは2月に21秒56の世界新をマークしたが、23日の欧州選手権でフランスのアラン・ベルナール(24)が21秒50で泳いだ。サリバンはこの日の準決勝で、それを0秒09更新した。
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欧州から豪州へ。記録更新の波が押し寄せた。
前日の100自でベルナールの世界記録に挑んだサリバンだが、47秒52で0秒02及ばなかった。50で因縁のライバルから世界記録を奪回し、「50で世界記録を取り戻して、とても心地いいよ」と満足顔。
結婚して最初の試合となったトリケット(旧姓レントン)は、06年8月にブリッタ・シュテフェン(ドイツ)が出した53秒30を破って優勝。トリケットは昨年4月、非公認の男女400混継の第1泳者で男子のマイケル・フェルプス(米国)と泳いで52秒99を出したが、国際水連は公認しなかった。1年前の悔しさを乗り越えたトリケットは「この記録をどれだけ出したかったか、言い表せない」。プールサイドにいた同じ競泳選手の夫、ルーク・トリケットに抱きついた。
2人の記録を演出したのは、欧州選手権でも問題となった「スピード社」の最新水着だ。この大会まで、2月中旬から3月下旬までに生まれた13個の世界新記録のうち、12個が同社製。胴と下半身を覆うこの水着を着用したベルナールも男子自由形で3日間連続で世界新を出した。国際水連ではこの水着を認可しているが、浮力、推進力を問題視する声も急浮上。調査の必要性も論議されている。
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