2008年03月27日 更新

【大相撲】夏場所の外国出身関取数が史上最多70人中22人

新十両となり、師匠の芝田山親方(左)と握手を交わす大勇武

新十両となり、師匠の芝田山親方(左)と握手を交わす大勇武

 日本相撲協会は26日、大阪府立体育会館で大相撲夏場所(5月11日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士4人を発表した。新十両はモンゴル出身の大勇武(24)だけで、外国出身関取は史上最多の22人(うちモンゴル出身14人)となる。

 平成13年春場所の初土俵から7年で新十両を決めたモンゴル出身の大勇武は26日、大阪市東住吉区の芝田山部屋宿舎で記者会見し、「これからだと思います。入ったころ、慣れるまでがきつかった」とほおを赤くして話した。

 それにしても、“外国人旋風”はとどまるところを知らない。大勇武の十両入りで、関取70人のうち外国人力士は史上最多の22人に。本場所では2場所続けてモンゴル出身の白鵬、朝青龍の両横綱が千秋楽相星決戦で盛り上げた。春場所の敢闘賞受賞はグルジア出身の黒海、エストニア出身の把瑠都の外国人2人。ロシア出身の19歳、若ノ鵬も勝ち越したし、8日目の結びの一番で朝青龍と対戦して黒星ながら館内を沸かせた。

 なかでも外国人関取22人中14人の大所帯、モンゴル勢は元気いっぱい。夏場所では朝青龍と同じ高砂部屋の朝赤龍が小結になることが予想され、関脇安馬も勝ち越した。

 朝青龍は、10日目に対戦した同郷の旭天鵬をモンゴル相撲の投げ技「トゥイック」(決まり手は下手投げ)で下した。「まずは幕内を目指したい」と今後の目標を掲げた大勇武も、モンゴルの勢いに乗って出世街道をひた走るか。

■大勇武(だいゆうぶ=本名ダワードルジ・オンドラハ)

 昭和58年3月30日、モンゴル・ウランバートル生まれ、24歳。芝田山部屋。平成13年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り。1メートル89、121キロ。

★芝田山親方、土俵型ケーキで祝福

 大勇武の師匠、芝田山親方(元横綱大乃国)には平成11年6月に部屋を興して以来、初の関取で「うちの部屋から関取は出ないと思っていた。弟子の中で一番厳しく鍛えた」と感無量の様子。親方は各地の銘菓を紹介した“スイーツ本”の著書があるほどの甘党で知られ、土俵型のケーキを用意して祝った。でも、ケーキの中央部にはなぜか親方の似顔絵が!?。

★駿傑らの引退発表

 日本相撲協会は26日、元幕内駿傑ら13人の引退を発表した。引退力士は次の通り。カッコ内は部屋。駿傑(放駒)雷光(八角)朝陽丸(高砂)一の谷(中村)棟方(春日野)琴乃峰(佐渡ケ嶽)駒光(放駒)山頭(鳴戸)玉ノ勝(片男波)鶴闘力(井筒)大森(鳴戸)松下(間垣)鳩弾力(出羽海)