2008年03月26日 更新

【フィギュア】「バンクーバーに向け頑張る」真央が凱旋帰国

首から下げた金メダルを誇らしげに見せる真央。これぞ女王の微笑みだ(撮影・浅野直哉)

首から下げた金メダルを誇らしげに見せる真央。これぞ女王の微笑みだ(撮影・浅野直哉)

 フィギュアスケート世界選手権(スウェーデン・イエーテボリ)の女子で初優勝した浅田真央(17)=愛知・中京大中京高=が25日、帰国。東京・台場のホテルグランパシフィックメリディアンで記者会見に臨み、「世界選手権で初めて優勝できてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 日本女子5人目の栄冠は、フリー冒頭の3回転半ジャンプで踏み切り時に転倒しながらも手にした。

 「最初に大きなミスをしてしまったが、気持ちを切り替えることができた。次のシーズンに向けていい経験になったと思います」

 首から下がった金メダルが、まぶしく輝く。トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香(プリンスホテル)と同じ、五輪2年前の世界選手権制覇。真央は「いま自分も(バンクーバー)五輪の2年前に取ったことはすごくいいんじゃないかなと、プラス思考でいこうと思っています」と笑顔を見せた。

 05年にグランプリ・ファイナルを制し、ことし2月には四大陸選手権に優勝した。残るビッグタイトルは五輪だけ。最後の階段を駆け上るための課題を「ジャンプの質をよくすること。スピンも速くし、表情もつけたり、まだまだ上達できることがある」と挙げ、「バンクーバー(五輪)に向けて頑張っていきたいです」とかわいらしく意気込んだ。

 日本スケート連盟は100万円の報奨金を授与する方針。銀盤の女王は30日に地元・名古屋市内で行われるエキシビションと、4月のジャパンオープンに“凱旋出演”する予定だ。

★真央トーク

−−勝因は

 「1つはショートプログラム(SP)2位で優勝に近い順位につけたこと。もう1つはフリーで(転倒した)トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)以外のものを確実に決められたこと。世界選手権という大きな大会で優勝してうれしいです」

 −−収穫と課題は

 「フリーは初めに大きなミスをしたけれど、気持ちを切り替えることができました。来季に向けてすごくいい経験になった。アクセルの失敗は悔しいので(4月20日の)ジャパン・オープンでもう一回チャレンジしたいです」

 −−五輪で勝つために必要なことは

 「ルッツの踏み切りを直すことと、出来栄えで加点がもらえるように質のいいジャンプをすること。スピンを速くして、表現力も付けたり、バンクーバーまでの一年一年、上達するところはあると思います」

 −−来年は長洲未来ら米国の若手も出てくるが

 「自分よりも年下の選手が初めて世界選手権に出てくれば、刺激になります。意識して練習すれば頑張れる。負けないようにこれからも、もっと頑張らないと。新しいプログラムで違った自分を見せられればいいです」