2008年03月25日 更新
【大相撲】内館委員がバッサリ…朝青龍は「何も変わっていない」

優勝してバンザイの朝青龍に、内館委員が冷や水
優勝に内館氏が冷や水−。日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(海老沢勝二委員長=元NHK会長)が24日、東京・両国国技館で行われた。春場所で復活優勝を果たした横綱朝青龍(27)に対し、気迫を容認する声が出た中で、内館牧子委員(59)=脚本家=が立ち合いや所作の乱れを指摘。「品格の問題はクリアになっていない」と切り捨てた。
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審議会は北の湖理事長による春場所総括で開始。海老沢委員長は2場所連続となる横綱の千秋楽相星決戦を制した朝青龍について、「努力と気迫をほめてやらなければならない」と評価した。
両手を挙げて花道で声援にこたえた姿や関西弁での優勝スピーチも「時代とともに変わる。派手なアクションはいかがなものかと思うが、毎回でなければ方言も文化」と許容の範囲とした。
そんな中で発言したのが内館委員だ。朝青龍が場所前にハワイでアロハ姿で現れたり、再来日時に暴言問題を起こしたことなどを問題視。優勝時のはしゃぎぶりにも、「ああいうパフォーマンスを含めて品格の問題はクリアになっていない。もっと厳しく指導してほしいと(相撲協会側に)しつこく言った」とバッサリ。
さらに「(サッカー問題で)謝罪会見をしたのに、朝青龍は何も変わっていないという意見が、ほかの委員からも出ていた」と切り捨てた。
内館委員の憤りはおさまらない。「所作などを強く指導する教育システムを作るべきではとお話ししました。立ち合いのフライング、ダメ押し…。やるべきことをやっていないという意見も出ました」と提言したことも明らかに。北の湖理事長は「師匠の指導、教習所での指導を怠らない」と従来と同じ回答を繰り返すしかなかった。
朝青龍は復活優勝を果たしたにもかかわらず、品格や生活態度に関して、委員会内でも評価が大きく分かれている。平成の大横綱と容認されるのはまだ先のようだ。
★お疲れの朝青龍、一夜明け会見なし
朝青龍は千秋楽で復活優勝を飾った後、深夜までテレビ出演したため、翌24日は一夜明けの記者会見も行わず静養に充てた。実は白鵬に勝った後、「踏ん張れなかったから速い相撲でよかった」と左足の痛みを訴えていた。14日目までの尻から足首にかけての張りとは別なだけに、連覇を狙う夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)前に治したいところだ。
★部屋視察を再開−再発防止検討委員会
日本相撲協会は時津風部屋の序ノ口力士死亡を受けて発足した「再発防止検討委員会」の部屋視察を4月1日から再開すると発表した。1日は芝田山、千賀ノ浦部屋に漫画家のやくみつる委員らが訪問。2、3日には4部屋ずつ視察し、14日の北の湖部屋などの訪問で全53部屋の視察を終える。その後、昨年12月にスタートした視察で意見交換した内容をまとめる会合を開いた後、理事会で報告する。
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