2008年03月23日 更新

【レスリング】松本が五輪代表決定!男子グレコ84キロ級V

 アジア選手権第4日(22日、韓国・済州島)男子グレコローマンスタイルの4階級を行い、84キロ級の松本慎吾(一宮運輸)が決勝でネマトプール・タレブ(イラン)に2−1で判定勝ちし優勝した。松本は決勝へ進出した段階で北京五輪出場枠を確保しており、昨年末の全日本選手権覇者として2大会連続の五輪代表に決まった。55キロ級の長谷川恒平(福一漁業)、66キロ級の飯室雅規、120キロ級の新庄寛和(ともに自衛隊)はいずれも準決勝で敗れ今大会での五輪出場枠獲得はならなかった。

 84キロ級の松本は準決勝突破で北京への切符を手に入れた。決めた瞬間は力強くガッツポーズし、「今度の五輪は妻と子供を連れて行きたいと思っていた」と男泣き。目標を達成した後の決勝も「相手を追いこんでバテさせると、最後は守りが薄くなるはず」とイランの強敵にスタミナ勝負を挑んだ。アテネ五輪は自分のためだけに出たという。結婚して昨年末に娘を授かった現在は「疲れていても、この子のために頑張りたいと思う」と、家族からパワーをもらう。表彰式で花束を受け取ると、両親の座る観客席に歩み寄り、目を赤くする母・千年さんにプレゼントした。

■松本慎吾(まつもと・しんご)

 1978(昭和53)年3月3日、愛媛県生まれ、30歳。グレコローマンスタイル84キロ級。大学から本格的にレスリングを始め、アジア大会では02年に優勝、06年は3位。アテネ五輪では7位。全日本選手権は9連覇中。日体大−一宮運輸。1メートル74。