2008年03月23日 更新
【春高バレー】札幌一“北の巨人”出来田が10得点も不満顔
第3日(22日、東京・国立代々木競技場第1体育館)男女の2回戦が行われ、ベスト16が出そろった。8年ぶり6度目の出場となる札幌一(南北海道)は宇部商(山口)に25−17、25−27、25−20で勝利。将来の全日本入りが嘱望される長身1メートル97の出来田敬(できた・たかし)=1年=が故障を抱えながら奮闘した。前回優勝の東亜学園(東京)は東福岡(福岡)にストレート勝ちし、初戦を突破した。
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“北の巨人”が代々木コートに降り立った。1メートル97の長身を生かし、ブロックの上から弾丸スパイクをたたき込む。札幌一の1年生エース、出来田がチーム2番目の10得点。ところが、本人は不満そうに口を開いた。
「半分も力を出せなかった。故障で動きが制限されました」。20日の練習で右足首をねんざし、テーピングで患部を固めての強行出場だった。全日本ジュニアにも選ばれた逸材は春高デビュー戦勝利にも浮かれず、「重圧もあるけど、見ている人の期待を裏切ってはいけません」と気を引き締めた。
小5で背丈は1メートル70近かった。中学3年間で20センチ以上も伸び、まだ成長は止まらない。最高到達点3メートル35は超高校級。スケールの大きな出来田は次戦こそ、「よくできた」の決めゼリフを吐くつもりでいる。
(浅井武)
■札幌一
1958(昭和33)年創立の私立校。全日制普通科、総合進学、文理の2コースがある。サッカー、バドミントン、野球部など多数の運動部が全国大会に出場。チャゲ&飛鳥として歌手デビューしたASKAも在籍した(途中で転校)。生徒数約1300人。所在地は北海道札幌市豊平区月寒西1条9−10−15。
≪男子≫東亜学園、連覇に苦戦も○エース全開宣言
史上5校目の連覇を目指す東亜学園(東京)は東福岡(福岡)に苦戦しながらストレート勝ち。エースの星野(2年)は徐々に高さのあるブロックや強烈なスパイクを披露。「代々木は初めてで最初は打ちづらかった。でも、サーブカットを途中からオーバーハンドに変えてリズムがよくなった。去年より成長した自分を見てほしい」と全開宣言していた。
≪女子≫八王子実践・菊間監督も苦笑い、緊張せず勝利
15年ぶりの優勝を目指す八王子実践(東京第1)が延岡学園(宮崎)を下した。百戦錬磨の菊間監督は「第2セットもリードされて死ぬ気でやれと言ったんだ。あんまり緊張していないみたいだったし、こんな大バカたちも珍しいよ」と苦笑い。石井主将(2年)は「最後まで緊張してました。次は思い切りやりたい」と、3回戦を見据えていた。
≪女子≫下北沢成徳が島田商を撃破!サオリンから激励
5年ぶり3度目の優勝を目指す下北沢成徳(東京第2)は島田商(静岡)を撃破。敵の強烈サーブを拾いまくったリベロ木村美里(1年)は「ここまで来たらセンターコート(準決勝以降)でやりたい」。20日の1回戦後、同校OGで姉の木村沙織(21)=東レ=から「みっちゃんらしく頑張って」とメールで激励された。23日はV候補、東九州龍谷(大分)との大一番だ。
■テレビ放送
春高バレーは今年もフジテレビ系列で放送中。▼24日午前2時▼準々決勝24日午後3時57分▼準決勝25日午後3時30分▼決勝26日午後2時7分−からそれぞれ放映予定(一部地域を除く)。
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