2008年03月08日 更新
【大相撲】朝青龍の初日は稀勢の里、復活Vへ“リベンジスタート”

慰問した病院で花笠音頭を踊る朝青龍。騒動続きの悪役も、この日はご機嫌(撮影・林俊志)
日本相撲協会は7日、大相撲春場所(9日初日、大阪府立体育会館)の取組編成会議を開き、初日、2日目の取組を決めた。4場所ぶりの優勝を狙う横綱朝青龍(27)は初日、先場所で敗れた小結稀勢の里(21)と対戦。堺市内の病院を慰問に訪れた横綱は復活Vへ“リベンジスタート”を誓った。4連覇を狙う白鵬(22)は初日に新小結豪風(28)の挑戦を受ける。
◇
復活Vへ、リベンジスタートで弾みをつける。先場所の2日目に不覚をとった稀勢の里が初日の相手。朝青龍が気合を込めた。
「初日から突っ走るしかないでしょ」
けいこは休みだったが、パワーは十分にもらった。堺市内の阪和第一泉北病院を慰問に訪れた。「朝青龍!」「日本一!」のかけ声が飛ぶ。病院関係者や入院中のお年寄り約200人の大歓迎に笑顔いっぱい。4場所ぶりの優勝を約束した。
「うれしいね。応援ありがとう。春場所、一生懸命頑張りますので、この姿を見て元気になってください」
車いすのお年寄り9人からSMAPの「世界に一つだけの花」の歌と踊りで元気をもらった。騒動続きの悪役も「みなさんの踊りを見て感動しました」と、この日ばかりは終始ご機嫌で手拍子で応えた。
稀勢の里については研究済み。2日に鳴戸部屋への出げいこで11勝3敗と圧勝した。対する稀勢の里は若の里との申し合いなど、この日は正午近くまでけいこを続け、精力的に汗をかいた。「やるからには注目される方がいいですね。いい感じで体は仕上がっている。失うものは何もないんでね」。初場所の“再現”を狙っている。
復活をかける春へ。お年寄りの笑顔が何よりの“薬”となった。心身ともに充実。後は4場所ぶりのVロードへ突っ走るだけだ。
(渡部陽之助)
■白鵬の相手は豪風
4連覇のかかる横綱白鵬の初日の相手は新小結豪風。初場所は東前頭7枚目で自己最多の12勝を挙げ初の三賞(敢闘賞)を獲得。初の三役につき「新三役の初日で光栄。常識はずれの異次元の押し相撲を見せたい」と意気軒高。この日は部屋のけいこが休みだった白鵬は横綱昇進後2場所連続初日黒星で、初場所こそ出島に勝ったものの、場所前も「初日ねえ…」と苦手意識がある。小柄な関取に苦しむことも多く、20センチも小さい1メートル71の豪風は案外難敵?
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