2006年09月11日 更新

シャラポワ全米OP初V!2度目の4大大会制覇

マリア・シャラポワ

跳んで、はねて。はねて、跳んで。シャラポワが全身で歓喜。優勝カップの上ぶたも外れて、飛んだ!=AP

全米オープン第12日(9日=日本時間10日、米ニューヨーク=国際電話)お待ちどうさま! 女子単決勝は第3シードの19歳、マリア・シャラポワ(ロシア)がジュスティーヌ・エナン・アーデン(ベルギー)を6−4、6−4で下し初優勝した。04年全英オープン以来、2度目の4大大会制覇。優勝賞金120万ドル(約1億4000万円)を獲得した。男子単準決勝はロジャー・フェデラー(スイス)とアンディ・ロディック(米国)が決勝に進んだ。混複は49歳のマルチナ・ナブラチロワの米国ペアが優勝。ナブラチロワは4大大会単複、混複を合わせて59個目のタイトル。

感情を抑えられない。ほしくて、ほしくてたまらなかった2つ目の4大大会のタイトル。全米初制覇。シャラポワは破ったエナンと握手を交わすと、3度ジャンプして夜空に向かって歓喜の叫び。優勝カップを受け取ったあとも跳びはね、上ぶたが外れ落ちるほどの興奮ぶりで、「本当に信じられない!」。

ストローク戦で果敢に攻めた。ベースラインの後ろで拾われても耐え、72%の成功率で入れた第1サーブで優位に立つと、速攻を仕掛けた。

17歳でテニスの聖地、全英オープンの女王になったのは2年前。4大大会の準決勝で5度も涙をのみ、“人気先行”と酷評されたことも。モデル並みの美貌にクールな発言。今大会も制作費が数千ドルともいわれるスパンコール入りの黒の新ウエア、男子の人気選手ロディックとのロマンスのうわさが先立ったが、「何を着るかがわたしの仕事じゃない。テニス選手として生きている」。コートで“才色兼備”を証明した。


■マリア・シャラポワ

1987年4月19日、ロシア・シベリア地区ニアガン生まれ、19歳。4歳でテニスを始め、9歳で米フロリダ州の名門テニススクールに入門。14歳でWTAツアーデビュー。03年10月、ジャパンオープンの単と複でツアー初優勝。04年全英オープンでは17歳2カ月の史上2番目の若さで優勝、4大大会初優勝を飾った。同年8月には史上5位の若さで世界ランク1位に。ロシア女性選手では初の快挙となった。最新世界ランクは4位(9日現在)。1メートル88、59キロ。

◆ジュスティーヌ・エナン・アーデン

「(シャラポワは)2週間すごいプレーをした。優勝に値する。本当にファイトしていた」

★ナブラチロワ混複で有終V!

50歳を目前にした元女王、ナブラチロワが混複の優勝で有終の美。2度目の引退で「絶対にこれが最後」と強調した。初めて全米オープンに出場したのは33年前の73年。単でツアー167勝など偉大な記録を残した。「長い道のりだった。次の世代にテニスを伝えられたことがうれしい」。

▼女子単準決勝
シャラポワ
(ロシア)
−4
−4
エナン・アーデン
(ベルギー)

シャラポワ・4大大会全成績
全 豪 全 仏 全 英 全 米
03 1回戦敗退 1回戦敗退 4回戦敗退 2回戦敗退
04 3回戦敗退 8 強 優 勝 3回戦敗退
05 4 強 8 強 4 強 4 強
06 4 強 4回戦敗退 4 強 優 勝