モレスモ4大大会初V…全豪オープン女子単
3回戦から相手の棄権が相次ぎ、そして決勝も…。苦労人モレスモに神様がほほ笑んだ(AP)
全豪オープン第13日(28日、豪州・メルボルン=共同)女子単決勝は、第3シードのアメリ・モレスモ(フランス)が、第8シードのジュスティーヌ・エナン・アーデン(ベルギー)の試合途中棄権で4大大会初優勝を果たした。優勝賞金122万豪ドル(約1億100万円)を獲得。モレスモは薬の副作用による腹痛で動きの鈍いエナン・アーデンを一方的に攻め、第3ゲーム途中で相手が棄権した。決勝途中での棄権による優勝は65年のマーガレット・スミス(豪州)以来。男子複決勝は、ボブとマイクのブライアン兄弟組(米国)が初優勝、4大大会通算3勝目を挙げた。
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意味がよくわからなかった。エナン・アーデンが抱擁を求めてきた。モレスモには、まだ理解できない。第2セット第3ゲーム。決勝の相手が、肩痛を抑えるために服用した薬の影響で、試合中に棄権する41年ぶりのハプニング。想定外の結末で、モレスモが初の4大タイトルを手に入れた。
全豪には忌まわしい思い出がある。初めて進んだ99年の決勝。ベールに包まれていた同性愛が相手のヒンギス(スイス)に暴露され、決勝は完敗。そこから決勝には縁遠い歴史が始まった。準々決勝敗退9度、準決勝では4度敗れた。
だが、今大会は幸運が次々舞い込んだ。3回戦でクライチェク(オランダ)が猛暑で棄権、準決勝ではクライシュテルス(ベルギー)が足首をねんざして棄権。そして決勝も。「神様がいるような不思議な気がする」。心身の強化を怠らなかった努力が7年後、悪夢の舞台を歓喜に変えた。
■アメリ・モレスモ
1979年7月5日、フランス出身、26歳。97年にプロ転向。99年の全豪オープンで19歳で準優勝し脚光を浴びた。02年全豪オープンで8強、全英オープン、全米オープンで4強入りした。04年は4大大会すべてで8強入りし、アテネ五輪で銀メダルを獲得、同年9月にはフランス人初の世界ランク1位となった。05年はシーズン最終戦のツアー選手権で優勝。ツアー通算20勝。1メートル75、69キロ、右利き。
| ▼女子単決勝 | ||
|---|---|---|
| モレスモ (フランス) |
6−1 2−0 (棄権) |
エナン・アーデン (ベルギー) |
| ※モレスモは初優勝 | ||

