2018.6.11 05:01

【坂井利郎レジェンドeye】穂積&二宮組、外国勢のパワーに押されない“別次元”の日本ペアに

【坂井利郎レジェンドeye】

穂積&二宮組、外国勢のパワーに押されない“別次元”の日本ペアに

女子ダブルス決勝でプレーする穂積(右)、二宮組=パリ(共同)

女子ダブルス決勝でプレーする穂積(右)、二宮組=パリ(共同)【拡大】

 テニス・全仏オープン最終日(10日、パリ)女子複決勝で穂積絵莉(24)、二宮真琴(24)=橋本総業=組が、第6シードのバルボラ・クレイチコバ(22)、カテリナ・シニアコバ(22)組(チェコ)に3-6、3-6で敗れ、四大大会で初のタイトルに届かなかった。日本選手同士のペアで同種目初の準優勝となり、2人合計の賞金28万ユーロ(約3612万円)を獲得した。

 相手は穂積、二宮ペアをよく研究していた。二宮のネット前の動き、穂積の強烈なストロークを警戒し、力があり深いストロークを打ち込んできた。日本ペアが得意とするフォーメーションを止められ、戦略を崩されたことが敗因だろう。

 それでも、外国選手のスピードボールに素早い反応を見せる二宮の動きと、穂積の力強いストロークがうまくかみ合い決勝まで勝ち上がった。ラリー中でも瞬間、瞬間の声掛けなどでお互いの連携も素晴らしかった。外国勢のパワーに押されてきた日本ペアだが、もうその次元にはない。

 海外を転戦し、積んだ経験がこの結果を後押しした。それでも、四大大会のセンターコートでの決勝に立てたことは、これまでと比べものにならない経験になる。東京五輪が楽しみだ。 (日本テニス協会常務理事)

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