2018.5.31 05:02

大関栃ノ心誕生に先代師匠・元栃ノ海も涙「うれしい」

大関栃ノ心誕生に先代師匠・元栃ノ海も涙「うれしい」

大関昇進の伝達を受けた栃ノ心(左)。右は春日野親方(撮影・高橋朋彦)

大関昇進の伝達を受けた栃ノ心(左)。右は春日野親方(撮影・高橋朋彦)【拡大】

 「大関・栃ノ心」の誕生に春日野部屋の先代師匠も30日、伝達式に駆けつけ、栃ノ心と固い握手をかわした。健在な元横綱のなかで最高齢、元横綱栃ノ海の花田茂広氏(80)だ。保守本流である出羽海一門の本家に最も近い春日野部屋から大関が誕生するのは、自身と栃光が同時昇進して以来56年ぶり。「本当によかった。うれしいね」と涙をぬぐった。

 晴れの席では56年前と同じ軸装(掛け軸)が床の間に用意された。先々代の師匠で名横綱の元栃錦が存命中、同部屋に飾られていたもので、江戸時代後期の日本画の大家、谷文晁の作品。「日本書紀」にある力士の始祖と伝わる「野見宿禰」(のみのすくね)を描いたものだ。

 花田さんは「もう一つ上(横綱)がある。手綱を緩めず一気に上を目指して。期待している」。床柱も当時の柱を移築して使用しており、格調高い伝家の宴となった。 (奥村展也)

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