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【誕生!大関・栃ノ心】(下)基礎に時間費やし力強い“四つ相撲”確立

【誕生!大関・栃ノ心】

(下)基礎に時間費やし力強い“四つ相撲”確立

大関昇進の伝達を受けた栃ノ心(左)。右は春日野親方(撮影・高橋朋彦)

大関昇進の伝達を受けた栃ノ心(左)。右は春日野親方(撮影・高橋朋彦)【拡大】

 平成25年名古屋場所5日目の徳勝龍戦で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い、その後3場所連続で全休した。復帰した26年春場所では西幕下55枚目まで番付を下げた。だが、栃ノ心はその頃を「逆によかったと思います。ほんとうに勉強になりました」と前向きに捉えている。

 それまでの力任せの相撲を改め、ぶつかり、四股、すり足の基礎に時間を費やした。碧山と栃煌山が相撲をとっていても、土俵に入らず汗を流す日々。もちろん、けがをしたときは「辞めようという気持ちもありました」。

 師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は当時、弟子の思いをくみ取り「あと10年相撲を取れ」と気合を入れ、思いとどまらせた。再び訪れた下積み時代に「常に上手を取る位置、取り方の道理を一つ一つ言ってきた。踏み込んで早く取る、おっつけてしぼるとか。教えてきた結果、今のまわしの取り方ができているからこそ、すばらしい相撲内容になってきているのかな」と目を細めた。

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