2018.5.31 12:09

【動画あり】高橋尚子さん「走りやすくて盛り上がる」 東京五輪マラソンコース発表

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高橋尚子さん「走りやすくて盛り上がる」 東京五輪マラソンコース発表

東京五輪のマラソンコース図を指さして紹介する室伏広治スポーツ局長(左)と高橋尚子さん=東京・虎ノ門

東京五輪のマラソンコース図を指さして紹介する室伏広治スポーツ局長(左)と高橋尚子さん=東京・虎ノ門【拡大】

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、五輪・陸上競技のマラソンと競歩のコースを発表した。

 マラソンは19年11月に完成する新国立競技場を発着点とし、浅草・雷門前や増上寺、皇居外苑前を走る42.195キロ。近年の五輪や世界選手権で主流になりつつある周回コースではなく、伝統的な設定となった。選手は東京スカイツリーや東京タワー、東京駅など名所を背景に駆け抜ける。かつて国立競技場を発着点とした東京国際マラソンや東京国際女子マラソンで勝負どころとなっていた、終盤の上り坂が“復活”する。 

 ※映像は「Tokyo 2020提供」

 組織委の室伏広治スポーツ局長(43)によれば、近年周回コースの採用が多いのは、沿道に人が集まらない不安から国際陸連(IAAF)が推奨しているため。だが「日本はどこでやっても沿道に人がぎっしり集まる。そのため、より多くの人に名所を見てもらう方がいい」と、IAAFが雷門や増上寺、東京タワーや皇居外苑を通るコースを提案してきたという。「満員の競技場にゴールする伝統的設定。IAAFからも期待を寄せられている」と室伏氏。

 00年シドニー五輪女子の金メダリストで、組織委員会アスリート委員会委員長の高橋尚子さん(46)は「走りやすく、盛り上がるコース」と評価。(1)東京の名所をめぐるコースで選手に飽きがこず、観客も応援しやすい(2)周回コースではないため、選手のストレスが少ない(3)東京の道路は幅が広く、轍や傾きが少ないため、序盤の集団でも不安がない(4)37キロ以降に大きな坂が2つあり、最後まで勝負が分からないドラマチックな展開が期待できる-とした。

 高橋さんは、コースだけなら男子で2時間5~6分、女子で2時間22~23分とみる。ただし、最大のポイントは暑さ。組織委員会では都や政府と協力し、五輪全般の暑さ対策を検討し、情報を各国に積極的に提供する方針。またマラソンのコースを含む都道136キロを「遮熱舗装」とする整備を進めており、既に116キロは舗装が終わっているという。

 競歩は二重橋前を発着点とする皇居外苑で、ここはマラソンの33キロ前後と同じ場所。男子50キロは1周2キロを25周、男女の20キロは1周1キロを20周する。室伏氏は「五輪をショーケーシングするにはすばらしいところ」と自己評価した。

 東京五輪のマラソン競技は女子が8月2日、男子が9日。競歩は男子50キロが7日、同20キロが1日、女子同が6日。各競技の大まかな時間帯は来月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で承認を得る予定。マラソンは招致段階で朝の実施が提案されている。

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