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【乾坤一筆】体操・谷川翔の内村全日本V11阻止は「世代交代の瞬間」

【乾坤一筆】

体操・谷川翔の内村全日本V11阻止は「世代交代の瞬間」

特集:
内村航平
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
若い力が台頭してきた日本。体操界でも谷川(手前)が内村の全日本11連覇を阻止した

若い力が台頭してきた日本。体操界でも谷川(手前)が内村の全日本11連覇を阻止した【拡大】

 スポーツには、世代交代の瞬間を象徴する名勝負が、数多く記録されている。大相撲なら平成3(1991)年夏場所初日、横綱千代の富士を初顔合わせの貴花田(後の横綱貴乃花)が破った一番。プロ野球では、ルーキーの松坂大輔(当時西武)がイチロー(当時オリックス)との初対決で3打席連続三振を奪い、「自信が確信に変わった」との名言を残した99年5月16日の西武-オリックスなどが挙げられるだろう。

 長年スポーツを取材していても、そうした歴史が変わる現場には、そうそう巡り合えるものではない。その意味で体操の内村航平(29)=リンガーハット=が10年ぶりに国内の個人総合で敗れた先月29日の全日本選手権に立ち会えたのは、記者冥利に尽きる。

 その日、3位に終わった絶対王者は、自分を超えて優勝した谷川翔(かける、19)=順大=や2位の白井健三(21)=日体大=らと笑顔で語らい、記念撮影していた。心境を「晴れやか。ようやく解放された」と表現した。当日の記事でも紹介したが、10連覇した昨年は「地獄のよう。勝ってしまったので、期待に応え続けないといけない」と話しており、それとの対比に感銘を覚えた。

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