2018.4.30 19:30

辰吉寿以輝がデビューから負けなしの8連勝 父・丈一郎の辛口採点にも「自分は天才肌ではないから」とマイペース/BOX

辰吉寿以輝がデビューから負けなしの8連勝 父・丈一郎の辛口採点にも「自分は天才肌ではないから」とマイペース/BOX

判定勝ちした辰吉寿似輝=エディオンアリーナ大阪(撮影・門井聡)

判定勝ちした辰吉寿似輝=エディオンアリーナ大阪(撮影・門井聡)【拡大】

 元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(47)の次男でSバンタム級の寿以輝(21)=大阪帝拳=が8回戦で、石橋俊(30)=仲里=に3-0で判定勝ちした。観戦した父は辛口採点もデビューから負けなしの8連勝(5KO)。10回戦となる次戦は国内ランカーとの対戦を計画している。

 2度目の8回戦で辰吉がしっかりと成長のあとを刻んだ。速い左ジャブが効果的にヒットする。巧みなコンビネーションも披露し、3-0判定。左拳の負傷で昨年2月の対戦をキャンセルしていたベテラン相手に、1人のジャッジは79-73の大差をつける完勝だった。

 「苦戦すると言われて気持ちが出すぎた。力んだのは反省。でも、左ジャブがあれだけ当たったのは初めてだし、得るものがすごくあった」

 年内のランカー入りを目指し、陣営では10回戦となる次戦にランカーとの試合を計画。吉井寛会長も「試合の中で成長していた」と負けなしの8連勝を評価した。

 だが、観戦した元世界王者の父・丈一郎は厳しかった。「8戦目やったらもう一人前。プロである以上、魅せんとあかん。あれでは金は取れない。判定でもいいけど内容が重要やん」。期待しているからこその激辛採点に息子は「ボクサーとしては尊敬している。でも、オヤジとしては…」と周囲を笑わせた。

 父が1991年に国内最速(当時)で世界王者となった同じ8戦目だった。年齢も当時の父と同じ21歳。偉大な父を持つ2世は「自分は天才肌ではないから」とマイペースで高みを目指していく。

辰吉 寿以輝(たつよし・じゅいき)

 1996(平成8)年8月3日生まれ、21歳。大阪・守口市出身。元WBC世界バンタム級王者の父・丈一郎の影響で幼いころからボクシングに親しみ、中学卒業後に父と同じ大阪帝拳に入門。2014年のプロテストに合格し、15年4月にプロデビュー。戦績は8戦8勝(5KO)。家族は夫人と長女。1メートル68。右ボクサーファイター。

  • 6R、攻める辰吉寿似輝(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・門井聡)
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