2018.4.13 20:15

東京五輪のパーム油と紙は人権、環境念頭に物資調達 組織委が基準案

東京五輪のパーム油と紙は人権、環境念頭に物資調達 組織委が基準案

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は13日、大会中に使うパーム油と紙について、生産過程で児童労働などの違法行為や環境破壊が行われていない物資を確保するとした調達基準案をまとめた。人権保護や環境保全を踏まえ、同日の「持続可能な調達作業部会」で定めた。6月の理事会で最終決定する。

 アブラヤシの果実から採れるパーム油は選手村の食事などに含まれる。主要生産地のインドネシアとマレーシアなど、現地の法令に基づいて農園が開発、管理されていることや、児童や強制的な労働が行われていないことなどを条件とした。

 ポスターなどに使われる紙の生産には古紙を最大限利用。原料として新たに木を伐採する場合は生態系や環境を保護しなければならないことを盛り込んだ。

 16年に定めた木材の調達基準は見直しも含めて改めて検討することになった。新国立競技場の工事に東南アジアで違法伐採された木材が使われているなどの批判が環境保護団体からあったため。