2018.3.28 13:55

世界選手権銀の朝比奈沙羅がパーク24所属へ 学生の実業団所属は異例/柔道

世界選手権銀の朝比奈沙羅がパーク24所属へ 学生の実業団所属は異例/柔道

 柔道の全日本女子選手権覇者で、昨年の世界選手権(ブダペスト)女子78キロ超級銀メダリストの朝比奈沙羅(21)=東海大=が28日、東京都内で記者会見し、4月1日付で実業団のパーク24所属となると発表した。

 朝比奈は東海大3年生で、大学生が在学中に実業団所属になるのは柔道界では異例。昨年9月末で同大柔道部を離れているが、今回「卒部」でのOG扱いとなることも発表された。

 また社会貢献活動の一環として、2連覇を目指す4月22日の全日本女子選手権(横浜文化体育館)には小児在宅人工呼吸患者とその家族約30人を招待する。

 朝比奈は「海外では五輪でメダルを取った後、弁護士や医師になる人は多い。日本では制度的に難しいが、そういう選手の先駆けになれるのは楽しみ。(2つの夢は)実現したいし、できる夢と思っている」と話した。

 麻酔科医を父に持つ朝比奈は、五輪の金メダル獲得と医師になることの2つが夢。大学進学に際しては東海大医学部も受験したが合格できず、体育学部に入学した。国内トップ選手としての全日本選手権や国際大会などへの出場と、学生の大会との過密日程を避けるため柔道部を離脱。2020年東京五輪での金メダル獲得と、引退後に医師を目指すことも含めた方向性を模索していた。

 パーク24には契約社員として単年契約で所属。引退後の進路計画まで了解を受け、“勤務時間”を勉強に充てることになる。新年度は大学4年生として授業や教育実習などを行う一方、従来通り東海大男子柔道部での練習やパーク24での練習、他大学などへの出稽古で実力を磨く。大学卒業後は医学部受験に備えて予備校に通いつつ柔道家として活動する。

 「自分のやりたい道を大学もパーク24も応援してくれた。企業と契約を結んだ以上、結果を残していかないといけない。(医学部受験との両立は)大変だが、自分らしさを貫き通したい」と決意を表した。

 パーク24柔道部は1992年バルセロナ五輪78キロ級金メダルの吉田秀彦氏(48)が総監督。男子66キロ級で世界選手権3連覇した海老沼匡(28)や昨年の世界選手権で同60キロ級を制した高藤直寿(24)、同73キロ級覇者の橋本壮市(26)らが所属する。女子で所属しているのは昨年12月のグランドスラム東京で準優勝した57キロ級の山本杏(23)だけ。

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