2018.1.20 05:02

IBF世界Sフェザー級王者・尾川、薬物陽性…アトピーの薬などが反応か/BOX

IBF世界Sフェザー級王者・尾川、薬物陽性…アトピーの薬などが反応か/BOX

昨年12月12日、王座を獲得して帰国した際の尾川。薬物反応により、ベルトの行方はどうなるのか…

昨年12月12日、王座を獲得して帰国した際の尾川。薬物反応により、ベルトの行方はどうなるのか…【拡大】

 プロボクシングのIBF世界Sフェザー級王者、尾川堅一(29)=帝拳=が昨年12月の同級王座決定戦(米ラスベガス)前のドーピング検査で、筋肉増強作用のある禁止薬物「合成テストステロン」の陽性反応を示していたことが19日、分かった。

 関係者によると、同月5日(日本時間同6日)に行った検査で陽性反応が出た。試合当日の同9日(日本時間同10日)の検査は陰性だった。尾川は「陽性反応が出た事実は認めないといけないが、禁止薬物を意図的に摂取したことは絶対にない。原因究明のために全面的に協力する」とのコメントを発表した。

 ネバダ州アスレチックコミッション(NSAC)が今後、尾川陣営の聴取などを踏まえて1カ月以内に最終的な判断を下す。最悪の場合は2年間の出場停止、2万1000ドル(約231万円)の罰金、王座剥奪の可能性もある。

 帝拳ジムの本田明彦会長(70)は「11月20日頃に風邪をひいて薬を飲んだことや、アトピーの薬の使用などの申告漏れがあった」と説明。摂取した薬品はNSACに提出しており、治療目的と認められれば処分されないこともあり得る。

 尾川は王座決定戦で同級5位のテビン・ファーマー(27)=米国=に判定勝ちし、日本選手として36年ぶりに米国で世界王座を奪取した。(伊藤隆)

尾川 堅一(おがわ・けんいち)

 1988(昭和63)年2月1日生まれ、29歳。愛知・豊橋市出身。2歳から父が開く日本拳法の道場に通い、明大の拳法部で主将。卒業後にボクシングへ転向。2010年4月にプロデビュー。11年12月にSフェザー級全日本新人王、15年12月に日本同級王座を獲得。5度目の防衛後に王座を返上し、昨年12月にIBF世界同級王座決定戦で王座を獲得した。プロ戦績は24戦23勝(17KO)1敗。右ボクサー。1メートル73。

今、あなたにオススメ
Recommended by