2017.12.25 05:00

【絆トーク】大混戦だった女子の全日本フィギュア…いくつの涙がこぼれ落ちたか

【絆トーク】

大混戦だった女子の全日本フィギュア…いくつの涙がこぼれ落ちたか

特集:
平昌五輪
樋口新葉

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 いくつの涙がリンクにこぼれただろう。平昌五輪行きの切符をかけたフィギュアスケートの全日本選手権。特に代表2枠の女子は大混戦だった。

 16歳の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)の努力がまぶしかった。今季躍進したスケーターはてらいもなく言う。「色っぽい表現を勉強しています」。まだ女子高生。あどけない顔もある。それでもメークや指先まで血の通った振り付けを、表現にたける海外のアイスダンサーを手本に磨いた。

 右足首にけがを抱えて臨んだ23日のフリーは痛み止めを服用して必死に舞った。結果は4位。だが、涙はない。「出し切れたから」。大人への階段を懸命に上った16歳に見た。強い女性の姿を。 (五輪競技担当・鈴木智紘)

  • 日本女子の平昌五輪への道