2017.12.20 12:36

報告義務怠った貴乃花親方は「非難に値する」 元日馬暴行事件で横審・北村委員長

報告義務怠った貴乃花親方は「非難に値する」 元日馬暴行事件で横審・北村委員長

特集:
元日馬富士・暴行問題
臨時の横綱審議会を終え、会見に臨む北村正任委員長=両国国技館(撮影・山田俊介)

臨時の横綱審議会を終え、会見に臨む北村正任委員長=両国国技館(撮影・山田俊介)【拡大】

 元横綱日馬富士による暴行事件を受け、日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審、北村正任委員長)の臨時会合は20日、東京都墨田区の両国国技館で開かれ、既に引退した元横綱について暴行の重大な責任を考慮し、引退勧告相当とした。現場の酒席に同席した白鵬、鶴竜の両横綱は、平幕貴ノ岩への暴行を止められなかったとして厳重注意を進言することを決議。巡業部長でありながら報告義務を怠った貴乃花親方(元横綱)も「非難に値する」(北村氏)とした。午後の協会臨時理事会で処分を決める見通し。

 横審終了後に北村氏(毎日新聞社名誉顧問)が記者会見で明らかにした。元横綱日馬富士については、今後同様の事態が起きた場合に備え、基準を明示することが必要と判断した。

 横審は、元日馬富士の師匠だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)や貴乃花親方の責任を問う協会危機管理委員会の調査報告を受けた。臨時理事会では貴乃花親方への処分が焦点。

 高野利雄・元名古屋高検検事長が委員長を務める危機管理委は、師匠の貴乃花親方の協力拒否によって、被害者の貴ノ岩の聴取ができておらず、この日の調査報告は最終的な内容にはならない方向。

北村正任・横綱審議委員会委員長の話「白鵬、鶴竜は事件の発生および進展を抑えられなかった。この責任を軽く見るべきではない。厳重に注意するべきだ。日馬富士は全力士の模範となるべき横綱がけがをさせる暴力を振るった。重大なことだと判断せざるを得ない」

  • 横綱審議委員会の臨時会合を終え、記者会見する北村正任委員長(左)と春日野親方=東京・両国国技館
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