2017.12.11 05:00

【佐野稔氏の目】羽生、無理せず治療に専念を

【佐野稔氏の目】

羽生、無理せず治療に専念を

特集:
平昌五輪
羽生結弦

 まだ氷上練習ができていないとは。羽生の全日本選手権出場は厳しいだろう。それでも、日本スケート連盟の五輪選考基準からすれば、羽生は平昌五輪代表選考会である全日本選手権を欠場しても選ばれる。ここは無理をせず、治療に専念すべきだ。

 けがの状態が、はっきりとは分からないが、五輪まで約2カ月。調整を含め、ぎりぎり間に合わせることはできるだろう。

 五輪2連覇の鍵は4回転ジャンプ。高難度のルッツに挑戦する選手は増えているが、現時点で完成度の高い選手はいない。GPファイナルは優勝者(ネーサン・チェン)でも合計286・51点と低く、世界歴代最高得点(合計330・43点)の記録を持つ羽生はホッとしたのではないか。

 羽生のジャンプの完成度なら、無理にルッツを跳ばなくてもトーループ、ループ、サルコーの3種類だけで点は伸びる。3種類のジャンプでプログラムを構成する方向になるだろう。 (1976年インスブルック五輪代表)

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