2017.12.8 05:00

【佐野稔の舞評論】宇野、練習通りやれればV見える

【佐野稔の舞評論】

宇野、練習通りやれればV見える

特集:
宇野昌磨
ジャンプの着氷の際に転倒した宇野

ジャンプの着氷の際に転倒した宇野【拡大】

 グランプリ・ファイナル第1日(7日、名古屋市ガイシプラザ)開幕し、男子ショートプログラム(SP)で初優勝を目指す宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し、101・51点で2位となった。

 宇野のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)での転倒は、もったいなかった。ジャンプ自体は完全に降りたが、ちょっとしたエッジのズレでそのまま抜けてしまった。あんなところで転ぶなんてほとんどない。むしろ、あの場面を見られた人はラッキーと考えた方がいいくらいの“珍事”だった。

 転倒までの演技は完璧で、4回転フリップ、4回転-3回転のトーループと予定通りに演じていた。転倒で1点、演技時間違反で1点を減点されたが、これがなければチェンを上回っていた。2人の差はわずかだ。

 羽生ら従来のトップ選手がおらず、誰が勝っても初優勝になるだけに、独特の緊張感が漂っている。その雰囲気の中、宇野が逆転するにはフリーで普段通りのことができるかだ。練習通りにやれれば結果はついてくる。 (1976年インスブルック五輪代表)

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