2017.12.4 05:00

【谷口浩美の目】大迫、理想の姿勢キープ!新しい風が吹いた

【谷口浩美の目】

大迫、理想の姿勢キープ!新しい風が吹いた

時計を指さす大迫傑=平和台陸上競技場(撮影・仲道裕司)

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 福岡国際マラソン(3日、平和台陸上競技場発着)2度目のマラソンにしては冷静沈着だった。大迫の快走に、新しい風が吹いた思いだ。

 もともとトラックを主戦場としていた選手。5000メートルや1万メートルの延長線上の走りに見えた。特にストライドが競り合った海外勢に近く、リズムも合っており、ペースアップにも対応できていた。

 つま先で着地することで、理想とされる腰高の姿勢をキープしたままスムーズに重心を前へと運んでいた。トラックを走るケニア選手を見ているようで、日本選手では目指していてもなかなか実践できない。大迫は自らのスタイルとして築いており、これは拠点の米国でトップランナーにもまれている成果に思えた。

 2020年の東京五輪に向けて、一番楽しみな存在が日本勢のトップに立った。たくましく見えたレースだった。 (1992年バルセロナ、96年アトランタ五輪代表)

  • 福岡国際マラソン・上位成績
  • 男子マラソン日本歴代10傑
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