2017.11.23 11:30(1/2ページ)

【乾坤一筆】貴乃花親方を“平成の吉良上野介”にするな

【乾坤一筆】

貴乃花親方を“平成の吉良上野介”にするな

特集:
日馬富士・暴行問題
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
貴乃花親方

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 腰を抜かすか、苦笑するか。それとも一喝するかもしれない。「和を以て尊しとなす」。十七条憲法を定めた聖徳太子がこの様子をみたら…。

 大相撲の横綱日馬富士が幕内貴ノ岩を殴打した暴行問題は、警察が傷害事件として捜査。事態の究明が急がれるなか、日本相撲協会と貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(元横綱)との冷えた関係が見え隠れする。同親方に調和路線とは一線を画すような言動があるからだ。

 道理で裁断する鎌倉時代の「御成敗式目」から反転し中世後期(室町~戦国時代)以降、日本の法原則のひとつに「喧嘩(けんか)両成敗」が存在した。喧嘩に際してひとしく処分するもので、戦国大名の今川家の「今川仮名目録」で「喧嘩に及ぶ輩は理非を問わず双方とも死罪」と記されたのが始まりとされる。

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