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【二十歳のころ 上村愛子(3)】バンクーバー五輪のスタート台でネガティブな感覚に襲われた

【二十歳のころ 上村愛子(3)】

バンクーバー五輪のスタート台でネガティブな感覚に襲われた

特集:
二十歳のころ

 私にとって20代は精神面で苦しみ、悩んだ時期でした。

 五輪は18歳で初出場した1998年長野大会7位から、2002年ソルトレークシティー大会6位、06年トリノ大会5位、そして10年バンクーバー大会4位。4大会連続でメダルに届かず、「なんで一段一段なんだろう」と試合直後のテレビインタビューでコメントしました。素直な感想でした。

 応援してくださる方が増えれば増えるほど、「メダルを獲得できなかったらどうしよう」という不安が強くなっていきました。「そんなことを心配しなくてもいい」と声をかけてくれる人もいましたが、期待を裏切ることが怖かったのです。

 07-08年シーズンのW杯では年間総合女王になりました。その先には五輪のメダルがないといけない。自分でも表彰台という結果を期待できるようになった10年バンクーバー大会で、想像したこともなかった現象が起きたのです。

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