2017.11.4 19:33

6連覇の高梨沙羅が母のおにぎりで栄養補給 「じゃことこんぶでした」/ジャンプ

6連覇の高梨沙羅が母のおにぎりで栄養補給 「じゃことこんぶでした」/ジャンプ

特集:
高梨沙羅
女子の部、伊藤有希(右)に最長不倒のトロフィーを見せる高梨沙羅=大倉山ジャンプ競技場(撮影・高橋茂夫)

女子の部、伊藤有希(右)に最長不倒のトロフィーを見せる高梨沙羅=大倉山ジャンプ競技場(撮影・高橋茂夫)【拡大】

 ノルディックスキー・伊藤杯大倉山サマージャンプ(4日、札幌市大倉山ジャンプ競技場=HS134メートル、K点120メートル)女子は高梨沙羅(21)=クラレ=が最長不倒の135・5メートルを飛び、139・4点で6連覇を達成した。伊藤有希(23)=土屋ホーム=は135メートルの138・5点で2位だった。悪天候により、助走路のコンディション不良のため、男女ともに1回で競技が打ち切られた。

 気温3度、さらに強風が吹き荒れ、時折、みぞれや雨が降る最悪のコンディションの中でも、落ち着いていた。高梨が6連覇を達成した。

 「悪条件の中での試合で、精神面をコントロールすることが大事なんだなと思って臨んだ。集中して取り組めた」

 吐く息が白くなるほどの寒さの中、満足そうに振り返った。1回目。ライバルの伊藤がHS(134メートル)越えの135メートルの大ジャンプを見せた後、高梨は135・5メートルをマークした。飛型点は2人並んで51・5点。0・5メートルの飛距離が結果に直結し、トップに立った。悪天候のため競技は1回目で終了。前日に続き、直接対決を制した。

 高梨は今後に向けての収穫もあった。1回目終了後、2回目に備えて準備を重ねたときも冷静だった。「(悪天候のため)一旦、(試合)時間が空くと思った。脳にエネルギーがいかないとイメージも作りにくくなる」。帯同してくれている大好きな母・千景さんの作ったおにぎりを2つ食べて栄養補給し、「じゃことこんぶでした。おいしかった」と感謝した。

 これまではオンオフの切り替えを課題に挙げることもあった21歳は今夏、自問自答する機会をつくり、自分で切り替える術を模索し続けた。今大会は試合前に行うアップや待ち時間の使い方など、手応えがあったようで「自分の中で(展開の)予想を立てて動けたのはよかった」。続けて、「こういう待ち時間が長い難しい試合もあると思うので、いい経験になった」と絶対女王は今後の戦いを見据えた。

  • 女子の部、135.5メートルを飛んだ高梨沙羅=大倉山ジャンプ競技場(撮影・高橋茂夫)
  • 女子の部、優勝した高梨沙羅(左から2位の伊藤有希、1位の高梨沙羅、3位の勢藤優花)=大倉山ジャンプ競技場(撮影・高橋茂夫)
  • 女子の部、135・5メートルを飛んで最長不倒を記録した高梨沙羅=大倉山ジャンプ競技場(撮影・高橋茂夫)
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