2017.10.30 05:00

【佐野稔の舞評論】宇野、ミスなく演じられれば330点超えある

【佐野稔の舞評論】

宇野、ミスなく演じられれば330点超えある

特集:
平昌五輪
宇野昌磨

 フィギュアスケート・スケートカナダ最終日(28日=日本時間29日、レジャイナ)これだけ失敗しても高水準といえる190点を超えてしまうのか-。宇野のフリーを見た率直な意見だ。SP、フリーともミスなく演じられれば、合計で世界歴代最高に迫る330点を上回りそうな勢いがある。

 ジャンプに入る流れ、高さ、スピンの技術、多くの面で昨季から成長している。フリー冒頭の4回転ループが象徴するように、ジャンプの美しい空中姿勢には特に進歩がある。

 SPは5戦連続で大台の100点を超えた。安定感は世界一と表現しても過言ではない。やはり、羽生の一番のライバルは宇野に思えた。

 SPで10位に沈んだ本田は、シニアに転身して迎えたGPデビュー戦で、一晩寝てここまで立て直せるのだから力はある。SPとフリーで2日間、成績をそろえられないジュニア時代からの弱点を克服してほしい。

 2枠の平昌五輪代表の座を競う三原や樋口も出場する11月3日からの中国杯で、真価が問われる。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

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