2017.9.25 05:00

【佐野稔の舞評論】羽生、6本の4回転跳ぶ必要ない

【佐野稔の舞評論】

羽生、6本の4回転跳ぶ必要ない

特集:
羽生結弦
男子フリーで演技する羽生結弦=モントリオール(共同)

男子フリーで演技する羽生結弦=モントリオール(共同)【拡大】

 フィギュアスケート・オータム・クラシック最終日(カナダ・モントリオール、23日=日本時間24日)冒頭のジャンプを失敗したことで、羽生の集中が切れてしまったのだろう。SPで世界最高得点を更新したが、フリーだけを見れば5位。右膝痛もあり、フリーまで手が回っていなかったのかもしれない。

 五輪に向けて、冒頭のルッツは4回転になるだろう。そうなれば、この日の構成に当てはめると今後は4回転が合計で6本入ることになるが、6本の4回転ジャンプを跳ぶ必要は羽生にはない。

 リスクを取るのは挑戦者がやるべきこと。五輪王者の羽生なら、落ち着いたプログラムでも勝てる。宇野がすでにフリーで5本の4回転に成功しているが、それを上回ろうとするのではなく、完成度の高い5本の4回転ジャンプをすることに集中してほしい。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

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