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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】IOCは腰を据えて未来を切り開け

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

IOCは腰を据えて未来を切り開け

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
14日、夏季五輪の開催都市が決まり、国際オリンピック委員会のバッハ会長(中央)と笑顔を見せる24年パリのイダルゴ市長(左)と28年ロサンゼルスのガーセッティ市長(右)(ゲッティ=共同)

14日、夏季五輪の開催都市が決まり、国際オリンピック委員会のバッハ会長(中央)と笑顔を見せる24年パリのイダルゴ市長(左)と28年ロサンゼルスのガーセッティ市長(右)(ゲッティ=共同)【拡大】

 改めて、「曲がり角」を曲がってしまったんだな、と思う。

 先週、国際オリンピック委員会(IOC)が東京の次の2024年大会と28年大会の開催都市を一緒に決めた。パリとロサンゼルス。小欄でも取り上げてきたから驚きはないが、いざ決まったとなると、IOCの危機感が胸に迫る。

 28年まで11年、83%が支持しているとIOCが発表したロサンゼルス市民の熱意が維持し続けるとは思わない。東京の熱は、4年前と一変した。開催の負担を重く受けとめる人は少なくない。

 もちろん、大会が近づけば再び、大きな熱狂の渦が巻き上がることは疑わない。とりわけ日本人の「オリンピック好き」は筋金入りである。ただし、納得のいく大会にしなければならない。

 なぜ、世界のオリンピック離れが進んでいるのか。施設建設に代表される巨額な開催経費、交通渋滞や物価高騰など日常生活への影響、テロの標的となる脅威にドーピングや八百長、招致を巡る不正に負の遺産…。IOCと開催都市は、人々の嫌気に対し、答えを用意しなければならない。

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