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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】米国留学サニブラウン実りの秋へ

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

米国留学サニブラウン実りの秋へ

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
今夏のロンドン世界陸上男子200メートルで、サニブラウンは7位でゴールした。貴重な経験になった

今夏のロンドン世界陸上男子200メートルで、サニブラウンは7位でゴールした。貴重な経験になった【拡大】

 この夏、日本のスポーツ界は国際大会で躍動した。バドミントン、柔道に新体操…。2020年東京大会を目指す若い選手が世界のトップ選手と拮抗、素晴らしい成績を残した。秋は、夏の余韻を自信にまで高めていく大事な季節である。

 陸上短距離のサニブラウン・ハキームにとっては、忘れられない夏となったに違いない。

 18歳の彼は、意気揚々とロンドンの世界陸上選手権にのりこんだ。直前の日本選手権の勢いのまま、100メートル、200メートルでの決勝進出、100メートル9秒台もあり得たと思う。

 しかし、200メートルこそファイナリストとなったが、世界の壁を感じた夏ではなかったか。

 9月から、彼はアメリカで学ぶ。選手養成にすぐれた実績をもち、全米でも高い学力を誇るフロリダ大に留学、己を磨くことを始める。環境は、彼をさらに高みに押し上げてくれるだろう。

 いま、スポーツ庁を中心に「日本版NCAA」に向けた施策が練られている。NCAAとは全米大学体育協会をいい、20世紀初頭、学生間の試合で衝突による負傷、死亡事故に対処する管理組織として発足した。

 現在、およそ1200校が加盟し、50万人の選手が所属する。自ら運営するバスケットボールやアメリカンフットボールなどの試合放映権料、グッズ販売など収入は年間1000億円を超す。

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